【コラム】救急隊長が語る、命の現場で気づいた「お金と時間」の使い方
突然ですが、あなたは「今日が最後の日だったら」と考えたことはありますか?
私は職業柄、この問いを日常的に突きつけられています。

こんにちは!
救急隊長しんです!
救急隊長として現場に出ると、ある日突然、何の前触れもなく人生が変わってしまう場面に立ち会うことになります。
昨日まで元気だった人が倒れる。
家族に会えなくなる。
「もっとやっておけばよかった」という言葉を耳にすることも、一度や二度ではありません。
そんな経験を数え切れないほど重ねた私が、お金と時間についてどう考えるようになったか。
今日は正直に話させてください。
救急現場で見た「後悔のパターン」
現場で感じることのひとつに、後悔には「やった後悔」より「やらなかった後悔」の方が多いという事実があります。
「あの旅行、行っておけばよかった」
「もっと子どもと遊んでやれればよかった」
「もう少し体を大切にしていれば」
お金の面でも、似た光景を見ることがあります。
真面目にコツコツ貯めてきたのに、使う機会もないまま——そういうケースは、決して珍しくありません。
逆に、貯蓄や老後の備えを後回しにしてきた方が、突然の入院や介護をきっかけに家族に大きな負担をかけてしまう場面も見てきました。
どちらにも共通するのは、「バランス」を意識していなかったということです。
「今を楽しむ」ことを後回しにするリスク
投資や資産形成の話をすると、「老後のために今を我慢する」というイメージを持つ方がいます。
でも、私はそれに少し違和感があります。
命の現場を見てきたからこそ言えるのですが、未来は100%やってくるとは限りません。
だからこそ、今この瞬間を大切にすることも、資産形成と同じくらい重要だと思っています。
私自身、以前は「投資にまわすお金を増やしたい」という気持ちから、家族との外食や旅行を削っていた時期がありました。
でも、あるときに思ったんです。
子どもたちと一緒に出かけられる時間には、賞味期限がある。
息子たちが「お父さんと出かけたい」と思ってくれる時間は、ずっとは続かない。
株の含み益は回復できても、子どもたちとの思い出は、あとから取り戻すことができません。
だからこそ「バランス」という結論に行き着いた
今の私の考えは、シンプルです。
「今を豊かにするお金」と「未来を守るお金」を、意識的に分けて使う。
具体的には、毎月の収入を大まかに3つに分けています。
- 生活費:家族が安心して暮らせる土台
- 投資・貯蓄:新NISAや高配当株で未来を積み上げる
- 体験費:家族旅行・外食・趣味など「今」を楽しむためのお金
割合は人それぞれでいいと思います。
大事なのは「体験費」をケチらないこと。
ここを削り続けると、気づかないうちに生活の充実感が失われていきます。
投資は「未来の自分への贈り物」ですが、体験は「今の家族への贈り物」です。
どちらも大切にしていい。
40代・家族持ちが今すぐできること
難しく考えなくて大丈夫です。
まず始めるなら、この3つ。
① 新NISAで少額から投資をスタートする 月5,000円でも1万円でも、始めることに意味があります。「完璧な金額」を待っていたら、いつまでも始められません。コツコツ続けることが、10年後の大きな差になります。
② 「体験費」の予算を月に一度、意識して確保する 家計簿に「体験費」という項目を作るだけでも変わります。「今月は家族でどこか行こう」という意識が生まれるだけで、生活の質が変わります。
③ 家族とお金の話をする 投資の話は難しいとついつい夫婦間で共有しないことが多いですが、「老後にいくら必要か」「毎月どう備えるか」を一緒に考えることで、家族全体の安心感が生まれます。
まとめ:資産形成は「今を信じる行為」でもある
救急の現場で学んだことがあるとすれば、それは「人生はいつでも突然変わりうる」という現実です。
だからこそ、私は未来への備えを怠りたくない。
でも同時に、今日という日を大切に生きたい。
新NISAでコツコツ積み立てるのは、未来の自分と家族を守るためです。
でも、今日子どもと笑って過ごすことも、同じくらい大事な「投資」だと思っています。
お金も時間も、バランスよく使う。
それが、命の現場を見てきた私が出した、シンプルな答えです。
