投資とは?初心者が最初に知るべき5つの基本【超入門】

「投資って難しそう…」「損しそうで怖い…」
そんな不安を感じているあなたへ――この記事では、
- “そもそも投資とは何か”
- 複利の威力
- リスクとリターンの考え方
- なぜインデックス投資が王道と呼ばれるのか
まで、最短ルートで理解できるように解説します。
❶ 投資=資産形成の手段 – なぜ“今”考えるべき?
投資とは「将来のリターン(利益)を期待して、いまのお金を“働きに出す”行為」です。
日本では歴史的に「預金=安全」という価値観が根付いていますが、超低金利の時代、“預金だけ”ではお金はほぼ増えません。
- インフレ率:年2%(目標)
- 銀行普通預金金利:年0.001%程度
物価が上がり続ける一方で利息がほぼゼロなら、実質的にお金の価値は目減りしていきます。
そこで登場するのが「投資 = 資産形成の手段」という考え方です。
❷ 複利の力を味方にする
“複利は人類最大の発明”とアインシュタインが称えたという逸話は有名です。
複利とは「利益がさらに利益を生む」仕組みのこと。
例:年利5%で100万円を運用すると
1年後 ⇒ 105万円
2年後 ⇒ 110万2,500円(5万円の“利息”にも5%がかかる)
20年後 ⇒ 約265万円(約2.6倍!)
早く始め、長く続けるほど雪だるま式に増える──これが複利の本質です。
❸ リスクとリターンの概念
リスク = 危険と誤解されがちですが、金融の世界でリスクとは「価格のぶれ幅(変動幅)」を意味します。
商品タイプ | 期待リターン | リスク(価格変動) |
---|---|---|
タンス預金 | 0% | なし(実質的にはインフレリスク) |
債券ファンド | 年1〜3% | 小 |
株式インデックス | 年5〜7%前後 | 中 |
個別株(グロース) | 年10%超も | 大 |
高いリターンを狙うほど価格の“揺れ”も大きくなる──これがリスクとリターンのトレードオフです。
❹ 分散と時間が“最強の安全装置”
リスクを下げる王道は、
- 銘柄分散(多くの企業に投資する)
- 時間分散(毎月コツコツ買う)
ドルコスト平均法で定額購入すれば、価格が高いときは少なく、安いときは多く買い付ける自動調整が働き、平均購入単価を平準化できます。
❺ インデックス投資が“王道”と言われる4つの理由
- 市場平均を丸ごと買う → 1社倒産しても影響は極小
- 運用コストが低い → 0.1%前後の信託報酬
- 長期データで高い再現性 → S&P500は過去約100年間で年平均約10%(配当再投資ベース)
- 手間がかからない → 個別銘柄の決算チェック不要
つまり“初心者でもプロでも同じ土俵”で戦える投資法がインデックス投資なのです。
まとめ:まずは“なぜ投資か”を腹落ちさせよう
5つの基本を押さえれば、「投資=怖いもの」というイメージが「将来の自分を助けるツール」へと変わるはずです。
▶ Next Step
「なぜ投資か」がわかったら、次は“何に投資するか”を選びましょう。
▶ インデックス投資とは?メリット・デメリットと代表的な指数を図解【記事2へ】