【読書術】おすすめの読書法を紹介!4つの読書レベルについても解説
こんにちは。しんです。
いきなりですが、「本を読み終わったけど、内容を全然覚えていない…」ということはありませんか?
この記事を最後まで読んでもらえれば、このような意味のない読書を無くすことができます。
今回の記事でわかることは以下の2つです。
- 自己成長につながる読書法
- 4つの読書レベル
今回の記事は書籍『本を読む本』を参考に書いています。
とても示唆にとんだ本なので、読む価値は絶対にあります。
それでは解説していきます。
自己成長につながる読書法
結論からお伝えします。
自己成長につながる読書法とは、『積極的読書』です。
『積極的読書』とは、読んでいる本の重要な情報を積極的に取りに行くことです。
もっと具体的に言うと、本(著者)と自分の意見を対話させながら読んでいくことです。
それとは反対に悪い読書とは、『消極的読書』です。
消極的読書とは、本に書かれている内容をただ単に読んでいるだけの読書法です。
もしあなたが、読んだ本の内容を覚えていないのであれば、消極的読書になっていた可能性があります。
私は山ほどあります…。
書籍『本を読む本』では、積極的読書法のアクションプランを紹介しています。
書籍に書かれているアクションプランはざっくり大きく分けると以下の2つです。
- 質問をしながら読書する
- 書籍に書き込みをする
順番に解説します。
質問をしながら読書する
アクションプランの1つ目は「質問をしながら読書する」ことです。
書籍『本を読む本』では、積極的読書をするための約束事として以下のように書かれています。
「読んでいるあいだに質問すること。その質問には、さらに読書をつづけているあいだに、自分自身で回答するよう努力すること」
M.Jアドラー C.V.ドレーン著『本を読む本』より
この質問は、どんな質問でもよいというわけではなく、正しい質問を正しい順序ですることが重要とのことです。
正しい質問と正しい順序は以下の4つです。
- 全体としての何に関する本か。
- 本の主要テーマを発見し、それを著者がどのようにしてさらに小さい基礎的なテーマやトピックに細分し、順序よく発展させているかを見つける
- 何がどのように詳しく述べられているか。
- 著者が伝えようとしている思考、主張、議論の要点を発見するように努める
- その本は全体として真実か、あるいはどの部分が真実か。
- 著者の精神を知るだけなく、その本が果たして真実かどうかを判断するよう努める
- それにはどんな意義があるか。
- 著者はなぜ、そういうことを知ることが大切だと思うのか。それを知ることは読者にとって重要かを考える
私の率直な意見としては、この質問を考えながらの読書はかなりしんどいなぁと感じます。
書籍では、読みながら質問することを継続することで、それを「習慣」にすることができる書かれています。
そして、このような能力を訓練すれば、読書の「技術」をみがくことができるそうです。
私も訓練と習慣化の途中です…。
書籍に書き込みをする
アクションプランの2つ目は「書籍に書き込みをする」というものです。
なぜ書き込みをすることが重要なのか?
理由は以下の3つです。
- 目覚めていられるから。単に知覚があるというのではなく、頭をはっきりさせておけるから。
- 積極的読書とは考えることであり、考えたことは言語で表現されるものだから。
- 自分の反応を書きとめておくことは、著者の言っていることを思い出すのに役立つから。
『本を読む本』では、書き込みすることは著者と対話することと同じであると書かれています。
私も同じ意見です。
私はもともと書籍は綺麗に読んで置いておきたい派だったのですが、やっぱりほとんどの本の内容を覚えていませんでした。
さらにひどいことに、再読しても「この本読んだことあるっけ?」ぐらいまったく記憶に残っていない本もありました。
でも、本に書き込み汚く読むようになってから、すべてではないですが内容も記憶に残るようになりました。
書き込みするようになって、一番効果があると感じたことは、再読した時の理解のスピードです。
書き込みすることで、すばやく重要箇所の把握ができます。
さらにその時感じた自分の考えも思い出せるので、より強くフィードバックすることができるんです。
本を読む人は、書き込みをせず綺麗に読む人と、書き込みをして汚く読む人がいると思います。
もしあなたが、読んだ本を自分の血肉としていきたい思っているのであれば、私は断然、書き込みをして汚く読むことをおすすめします。
書籍『本を読む本』では効果的な書き入れの方法を以下の7つで具体的に紹介しています。
- 傍線を引く。
- 重要な箇所や著者が強調している箇所に線を引く
- 行のアタマの余白に横線を入れる。
- すでに傍線をほどこした箇所を強調するためや下線を引くには長すぎる時
- ☆印、※印、その他の印を余白につける。
- 本の中でいくつかの重要な記述を目立たせるため。濫用してはならない。
- 余白に数字を記入する。
- 議論の展開につれて要点の移り変わりを示すため。
- 余白に他のページのナンバーを記入する。
- 同じ本の他の箇所で同じことを言っているところや、矛盾したことが書かれていることを示すため。
- キーワードを○でかこむ。
- 下線を引くのと同じ効果
- ベージの余白に書き入れる。
- 思いついた質問や答えを記録するため。
ちょっと多いので、私は①傍線(マーカー)を引くのと⑦余白に書き入れることの2つだけしています。
実践してみる価値のある読書法なのでぜひやってみてください。
次は『4つの読書レベル』について解説します。
4つの読書レベル
書籍『本を読む本』では読書するのを4つのレベルに分けて説明しています。
読書レベルとは以下の4つです。
- レベル1…初級読書
- レベル2…点検読書
- レベル3…分析読書
- レベル4…シントピカル読書
上記の中でもレベル3の分析読書に重点を置いて解説しています。
この記事でも主にレベル3の分析読書を重点的に紹介します。
それでは、まずレベル1の初級読書から。
初級読書とは、小学校で学習するレベルの読書のことです。
つまり、読み書きがまったくできない子どもが初歩の読み書きの技術を習得するまでのレベルです。
なので、皆さんはレベル1の初級読書は習得しています。
次はレベル2の点検読書です。
点検読書は2つのタイプがあります。
それは、『拾い読み』と『表面読み』です。
つまり、点検読書とはざっくりと本の内容と要点をおさえる読書ということです。
点検読書は意外に大事です。
なぜなら、点検読書をすることで読もうとしている本が今の自分に適している本なのかを判断することができるからです。
私も最初に点検読書で、読もうとしている本が自分があっているか確認しています。
特におすすめなのが、本の目次をじっくり見ることです。
目次はその本の内容と構成を要約しているので、読む前に確認することはマストです。
次はレベル3の分析読書を解説します。
レベル3『分析読書』
分析読書とは、本の内容や著者の意見を理解できて自分の意見と答えを持つことです。
つまり分析読書とは積極的読書のことです。
分析読書は第三段階のステップがあります。
順番にいきます。
まず第一段階は『何についての本であるか見分ける』ことです。
これは、レベル2の点検読書をしていれば完了しています。
次の第二段階は「内容を解釈する」ことです。
具体的には、
- キーワードを見つけて著者と折り合いをつける
- 重要な文を見つけ著者の主要な命題を把握する
- 一連の文の中に著者の論証を見つける
- 著者が解決した問題はどれで、解決していない問題はどれか見極める。
つまり、本を通して著者が伝えたかったことを理解することです。
最後の第三段階は『自分なりに噛み砕く』ことです。
つまり、第二段階で把握した著者の意見に対して自分なりの意見を持つこと(対話)です。
上記の三段階が完了できれば、分析読書を習得したことになります。
もちろん私は習得中です。
以上がレベル3の分析読書です。
最後はレベル4のシントピカル読書です。
シントピカル読書とは、同じような関連書籍を複数同時に読むことです。
関連書籍を複数同時に読むことで、それぞれの著者の意見の違いが発見できます。
さらに、得られる情報も多く、さまざまな角度から情報や知識を得ることができるメリットがあります。
私もよく同時読みしますが、シントピカル読書という言葉は初めて聞きました…。
以上が4つの読書レベルについての解説です。
まとめとこれからの読書法について
書籍『本を読む本』を参考に以下の2点を解説しました。
- 自己成長につながる読書法
- 4つの読書レベル
結論、読んだ本を自己成長につなげるためには『積極的読書』が必要です。
『積極的読書』とは、本から得たい情報や知識を自分から取りにいくこと。
そして、本に内容に対して自分の意見を持ち、著書と対話することです。
4つの読書レベルは以下のとおりです。
- レベル1…初級読書
- レベル2…点検読書
- レベル3…分析読書
- レベル4…シントピカル読書
重要なのはレベル3の分析読書で、このレベルまでくれば『積極的読書』を習得しているといえます。
正直、私自身も『積極的読書』はあまりできていません…。
現在、練習中です。
本は、自己成長をさせてくれる最も重要なツールの1つだと思います。
その本をできるだけ有益に使うために、読書法を学ぶことはとても大切です。
読書法を学ぶ上で、『本を読む本』はとても参考になる書籍です。
今回の記事の内容は、『本を読む本』のざっくりとした内容しか紹介していません。
もっと詳しく学びたい方は、実際に買って読むことをおすすめします。
読んでおいて間違いのない本です。
今回の内容は以上になります。
この記事な何かの役に立てれば幸いです。
それでは失礼します。