【初心者向け】NFTとは?始め方・買い方、注意点をわかりやすく解説!
こんな悩みを解決できる記事をわかりやすく書きました。
この記事で解説する『NFTの始め方の5ステップ』を実践すれば、簡単にサクッとNFTを購入することができますよ。
- NFTの仕組みや特徴
- NFTの始め方「5ステップ」
- NFTを始める際の3つの注意点
NFTの全体像が、初心者の方でもわかるようにできるだけ難しい用語を使わず解説します。
NFTとは?
NFTとは、Non-Fungible-Token(ノンファンジブル・トークン)の頭文字をとったもので、日本語で「非代替性トークン」という意味です。
NFTの非代替性とは?
非代替性は、言い換えると「替えが効かない、唯一無二の」という意味です。逆に代替性は、「替えが効く」ということです。
ファンジブルとは代替可能と意味なので、ノンファンジブルとは「代替不可能」、つまりひとつひとつが固有で唯一無二の存在であるということです。
トークンを簡単に説明すると?
トークンは代用貨幣やポイント引換券などの意味がありますが、わかりやすく例えるならデジタル資産のことです。
そして現在、最も広く流通しているデジタル資産といえば、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨になります。
当たり前ですが、皆さんが持っている1BTCは、まったく同じ価値のものですよね。
つまり、ビットコインを入れ替えたとしても何の支障もありません。
そのため、仮想通貨はFT(ファンジブルトークン)で代替可能なデジタル資産と呼ばれています。
NFTの仕組みと特徴
NFTは次のような仕組みや特徴を有しています。
- 唯一無二のデジタル資産
- デジタルデータの「資産価値」の付与
- 新たな経済圏
①唯一無二のデジタル資産
NFTもビットコインと同様にブロックチェーンという共通の技術が使われています。
しかしNFTはビットコインと違い、ブロックチェーンの中にいわゆる個別の識別サイン「唯一無二の固有データ」が記録されています。
つまり、ひとつひとつのデジタル資産はそれぞれが固有のもの、入れ替え不可能なものになっています。
NFTは唯一無二のデジタル資産(固有データ)なんです。
例えば、同じ野球ボールでも、有名なプロ野球選手直筆サイン入りボールなら、まったく違う価値を持つ「1点もの」になるはずです。
それと同じように、この世にひとつしか存在しないNFTには、固有の価値が生まれます。
それが、「代替不可能なデジタル資産=NFT」です。
ブロックチェーンについての説明は下記の記事で詳しく解説しています。
ざっくり説明すると、「管理者が存在しない分散型の台帳」のことです。
つまり、NFTはブロックチェーン技術における規格の一種といえます。
誰でも参加できる相互承認に仕組みになっている点では、仮想通貨と同じですが、先ほど述べたとおり唯一無二の価値を証明できるため、NFTのデータには固有のIDが付加されています。
こうした技術的な特徴を踏まえると、NFTがデジタルアートや著作権などが発生するコンテンツビジネスと相性が良いことがわかると思います。
現に、NFTのデジタルアートには何億円もの価値が付いているものもあり、世界的アーティストやスポーツ選手も市場に参入してきています。
②デジタルデータの「資産価値」の付与
今までデジタルやネットの世界では、コピーするコストがゼロだったため、違法コピーを含めてコピー商品がたくさん出ていました。
そのため、本当の意味で限定商品をつくることができませんでした。
それが、ブロックチェーン技術を使った「NFT化」によってコピーが不可能になりました。
例えばこれまでオンラインゲームなどで「この商品は限定50個!」など、限定アイテムが販売されていましたが、本当に限定かどうかをゲームユーザーが知ることはまったくできませんでした。
もちろん、企業はウソをついていないと思いますが(思いたいですが)、本当のことはわかりません。
まだ少額であれば、購入する人はいると思いますが、数万円以上の高額となると、そんな不確かなものにお金を払う人はほぼいないと思います。
そこでNFT化によって、完全に限定アイテムにしてしまえば状況は変わってきます。
モノの価値とは、需要と供給のバランスで決まります。
インターネットが普及してデジタル商品が簡単にコピーできるようになったため、便利で豊かになった部分は数えきれないくらいたくさんあります。
しかしその便利さが、需要と供給のバランスを崩してしまった問題のひとつになっています。
NFTは、こうした問題を解決できるテクノロジーなんです。
コピーや改ざんができないため、バーチャル空間の中でも共有側が数量を制限できます。
つまり、デジタルデータは資産価値を持つことができるようになったのです。
③新たな経済圏
ネット業界では、今までのインターネットを「Web2.0」、ブロックチェーンのインターネットを「Web3.0」と呼ばれています。
前者は情報をやり取りする「情報のインターネット」。後者を価値をやり取りする「価値のインターネット」です。
- 今までのインターネット:「Wed2.0」→「情報のインターネット」
- ブロックチェーンのインターネット:「Wed3.0」→「価値のインターネット」
上述しましたが、「Web⒉0」では情報のコピーが何度繰り返し可能で、情報が無限に広がっていきます。
しかし、「Web⒊0」はブロックチェーン技術を使うことで、不可能であったインターネットでの価値を移動させることができるようになりました。
価値は情報と違い、無限に広がることはできません。
例えば、今までゲーム上で作成した道具やキャラクターがどんなにすごいものでも、現実には金銭的に無価値です。
でもそれが、ブロックチェーンでNFT化されると、世界で1つしかない道具やキャラクターになります。
そうなれば、「現実世界でお金を払ってでも買いたい」という人が出てくる可能性は大いにあります。
このように、バーチャル(メタバース)の世界にある土地や道具、衣類やキャラクターなどがNFT化され、価値あるモノとして取引されるようになれば、そこにひとつの経済圏が生まれてきます。
これまでのインターネットでは、バーチャルのデータには価値がなくて、お金に変換する部分は必ずリアルとの接点が必要でした。
それが、NFTによってインターネット上のバーチャル世界の中に不動産や家具、服屋など様々なかたちでビジネスが成立するようになりわけです。
最近ではメタ(Facebook)などの大企業がメタバースに本気で参入してきており、バーチャル世界でリアル空間とは別の金銭的な経済圏ができています。
これはまさに画期的な出来事ですし、よりグローバルな未来に必ずつながっていくと思います。
NFTの始め方「5ステップ」と買い方
NFTを購入する手順はざっくり次の5ステップです。
- 仮想通貨取引所で口座を開設する
- 仮想通貨ウォレットを用意する(MetaMaskがおすすめ)
- NFTマーケットプレイスに登録する(OpenSeaがおすすめ)
- NFTマーケットプレイスとウォレットを接続する
- 欲しいNFTを購入する
順番に解説していきます。
STEP1:仮想通貨取引所で口座開設する
NFTを購入するためにはイーサリアム(ETH)という仮想通貨が必要になります。
そのため、まず仮想通貨取引所で口座開設しましょう。
初心者におすすめなのはコインチェック
仮想通貨取引所は国内外にたくさんありますが、初心者にとくにおすすめなのがコインチェックです。
各種手数料を無料で抑えながら、仮想通貨を購入できるのでコインチェックでイーサリアムを購入しておきましょう。
- 画像がシンプルで初心者の方でも扱いやすい
- 取り扱っている通貨数が国内最大級
- スマホのアプリで管理できる
他の取引所と比べても使いやすいので、仮想通貨デビューにおすすめの取引所です。
10分ほどであっさり無料で口座開設できるので、すぐにやっておきましょう!
審査には1周間以上かかる可能性があるので、早めに口座開設しておくことをおすすめします。
コインチェックの口座開設方法は下記事でわかりやすく、実際の画像を使って説明しています。
仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
口座開設できたら、とりあえず10,000円ほど入金してみましょう。
NFTは1,000円ほどで購入できる作品もありますが、送金するのに一定の手数料がかかってしまいます。
購入する通貨はイーサリアム(ETH)がおすすめです。
理由は、世界最大のNFTマーケットプレイスのOpenSeaでは基本的にイーサリアム(ETH)で売買を行っているからです。
詳しい購入手順は下記事で解説しています。ぜひご覧ください!
STEP2:仮想通貨ウォレットを用意する
ウォレットとは、仮想通貨を管理しておく財布みたいなものです。
ウォレットにも様々な種類がありますが、基本的にはMetaMask(メタマスク)がおすすめです。
NFTを売買しているユーザーで、メタマスクを使用していない人はいません。
ここで注意点があります。
それは、ウォレットを作る場合は絶対に公式サイトから作成することです。
メタマスクは下記リンクの公式サイトからインストールしてください。(下記リンクは安全です。)
メタマスクの設定方法は下記事で解説しています。
STEP3:NFTマーケットプレイスに登録する
メタマスクの登録が完了したら、次はNFTマーケットプレイスの登録をしましょう。
NFTマーケットプレイスはOpenSea(オープンシー)がおすすめです。
OpenSeaは世界最大のNFTマーケットプレイスで、取り扱っている作品も、知名度も段違いです。
他のマーケットプレイスもいくつかありますが、初心者の方にはOpenSeaをおすすめします。
OpenSeaも偽サイトが確認されているので、必ず下記公式サイトから登録するようにして下さい。(下記リンクは安全です。)
OpenSeaの登録方法は下記事で解説しています。ぜひご覧ください!
STEP4:NFTマーケットプレイスとウォレットを接続する
次は、メタマスクとOpenSeaを接続しましょう。
OpenSeaの場合は、トップ画面右上にあるウォレットのアイコンをクリックすると、次のようにウォレットの選択肢が表示されます。
メタマスクを選んでクリックすると、ウォレットが起動して接続の許可(正しくは署名)を求められるので、それに応じれば接続の手続きは完了です。
STEP5:欲しいNFTを購入する
OpenSeaの登録が完了したら、いよいよNFTを買ってみましょう。
NFTを購入するまでの手順は次のとおりです。
- OpenSea(オープンシー)にアクセスする
- NFTを探し、購入する
たったこれだけになります。
始めての方にもサクッと簡単に購入することができます。
初心者におすすめのNFTマーケットプレイス
結論、初心者の方におすすめのNFTマーケットプレイスは次の2つです。
- OpenSea(オープンシー)
- Coincheck NFT
OpenSea(オープンシー)
OpenSeaは、世界最大のNFTマーケットプレイスです。
アート、スポーツ、ゲームなどさまざまなジャンルのNFTを扱っています。
ユーザーが自由にNFTを発行できる機能も搭載されているので、間口の広いサービスとなっています。
上記でも解説しましたが、利用するにはメタマスクなどの仮想通貨ウォレットが必要です。
OpenSeaは次の人がおすすめです。
- これからNFTを始める人
- 自分でNFTを発行してみたい人
Coincheck NFT
Coincheck NFTは、国内最大級の仮想通貨取引所「コインチェック」の中に併設された日本ではじめてのマーケットプレイスです。
最大の特徴は、コインチェックの口座に預けている仮想通貨をそのままNFTの決済に利用できる点です。
NFTの出品や購入にガス代(手数料)がかからないため、始めての方でも取引しやすい設計となっています。
ゲームやスポーツ、メタバースなどさまざまなジャンルのNFTを取り扱っています。
利用するには、コインチェックでの口座開設が必要です。
Coincheck NFTがおすすめの人は次のとおりです。
- これからNFTを始める人
- コインチェックをすでに利用している人
- ガス代を気にせずに売買したい人
初心者におすすめの仮想通貨取引所
結論、初心者の方におすすめの仮想通貨取引所は次の2つです。
どちらも差がないくらいおすすめです。私は2つとも口座を持っています。
Coincheck(コインチェック)
名称 | Coincheck(コインチェック) |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い通貨数 | 30通貨 |
取引手数料(ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):無料、スプレッド有り(0.1~5.0) 現物取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 銀行振込:振込手数料は自己負担 コンビニ入金:3万円未満は770円、3万円以上30万円以下は1,018円 クイック入金:3万円未満は770円、3万円以上50万円未満は1,018円、50万円以上は入金額×0.11%+495円 |
日本円の出金手数料 | 407円 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料(ネットワーク手数料は自己負担) |
仮想通貨の出金手数料 | 通貨で異なる |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート Coincheck貸暗号資産サービス ステーキングサービス OTC取引サービス |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
- 国内最大級の仮想通貨取引所
- 初心者に使いやすいスマホアプリ
- 取引サービスも豊富
コインチェックは仮想通貨の取り扱い数が国内トップクラスです。
ビットコイン以外のマイナーな通貨に積極的に投資したい人にもおすすめできます。
さらに、スマホアプリの使いやすさは国内トップレベルの評判です。
取引画面や購入画面も見やすく、操作するのも簡単です。
初心者の方に最もおすすめできる取引所です。
bitbank(ビットバンク)
名称 | bitbank(ビットバンク) |
取り扱い通貨数 | 38通貨 |
最低取引数量(BTC) | 販売所:0.00000001BTC 取引所:0.0001BTC |
取引手数料(販売所) | 無料(一部銘柄を除く) |
取引手数料(取引所) | メイカー:-0.02% テイカー:0.12% (一部銘柄を除く) |
送金手数料 | 0.0006BTC |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 3万円未満:550円 3万円以上:770円 |
公式サイト | bitbank公式サイト |
- 世界トップレベルの取引量(安定した高い流動性)
- 強固なセキュリティ
- チャートが見やすい
ビットバンクは仮想通貨取引量が国内No.1の取引所です。
仮想通貨投資で最も心配されるセキュリティの面においても、過去に1度もハッキング等の流出がありません。
2018年に「ICORating」取引所セキュリティレポートで国内第1位の評価を受けており、安心安全で信頼性も高い取引所となっています。
スマホアプリも使いやすく、チャートも見やすいため初心者の方でも簡単に取引することができます。
NFTを始める際の注意点
ここまでで、NFTの特徴や仕組み、始め方を紹介してきました。
最後に、NFTを始める際の注意点を解説します。
NFTを始める際の注意点は主に次の3つです。
- 法整備が整っていない
- 詐欺の可能性がある
- 作品の価格が下落する可能性がある
①法整備が整っていない
NFT市場が急速に盛り上がってきたのは2021年2月頃からです。
あまりにも市場拡大のスピードが速いため、フィットした法律、規制・ルールがいまのところ日本はもちろん、世界的にもあまり整備されていません。
日本で仮想通貨取引について、資金決済法の改正など、法律面が整備されはじめたのもここ数年の話なので当然といば当然ですね。
実際、NFTにおいて保有権と著作権は違い、保有者と創作者の権利関係には明確な共通認識がない状態となっています。
②詐欺の可能性がある
NFTはまだまだ新しいマーケットなので、詐欺プロジェクトがたくさんあるので注意が必要です。
NFT作品が偽物の可能性もありますし、OpenSea(オープンシー)などの実際のNFTマーケットが偽サイトだったという場合もあります。
③作品の価格が下落する可能性がある
NFTを投資対象として購入している人もたくさんいます。
そのため、株式のように価格が上下します。
NFTは新興市場なので、価格の変動はかなり大きくなります。
盛り上がっていたのに、購入して数日で価値がほぼなくなってしまったという例も多くあるので、購入の際のタイミングには十分注意しましょう。
特に、「今、とても盛り上がっているから、買おう」という考え方は危険です。
まずは少額な作品から取引してみることをおすすめします。
NFTと特徴や仕組み、始め方のまとめ
今回の記事では以下のことを解説しました。
- NFTの特徴と仕組み
- NFTの始め方・買い方
- おすすめのNFTマーケットプレイス
- おすすめの仮想通貨取引所
- NFTを始める際の注意点
NFTを支えるブロックチェーン技術は「インターネット以来の産業革命」と言われています。
ブロックチェーン技術のNFTによってデジタルデータが限定化・可視化されることで経済的な価値を持ちました。
現実世界の「唯一無二のモノやコト」と変わらない形で活用されています。
これから新たな価値の移転が、デジタル上でどんどん行われるようになっていくでしょう。
すでに様々な大企業がNFT事業に参入してきています。
このビックウェーブに乗るために、少しずつでも情報を追ったり、NFTに触れてみてください。
NFTは可能性の塊です!少額からでも始めてみましょう!
最後になりますが、NFTの取引をするためには仮想通貨が必要です。
まだ仮想通貨を購入していない人は、国内最大級の仮想通貨取引所のコインチェックがおすすめです。
口座開設は無料で簡単にできるので、まだの方はぜひチェックしてみてください。