【初心者向け】投資の始め方完全ガイド|新NISA・インデックス投資で資産形成を始めよう
- 投資を始める前に決めておくことは?
- 具体的にはどうやって始めるの?
- 投資を始める際の注意点は?

こんにちは、しんです。2020年から旧NISA、新NISAを中心に約1,000万円を投資運用しています。
この記事では「投資を始めたいけど、何からやればいいの?」という方に向けて、投資初心者が最短で正しいステップを踏める方法をまとめました。
結論から言うと、投資は以下の3ステップで始められます。
- 目的とリスク許容度を決める
- 証券口座を開設する
- 積立設定をしてほったらかす

この記事を最後まで読んでもらえれば、迷うことなく最短で間違いない投資をスタートすることができます。
1. 投資を始める前に決めること

まずは、投資を始める前に決めておくべきポイントを紹介します。
次の3つのポイントが重要です。
- 目的を明確にする
- 投資期間を決める
- リスク許容度を把握する

順番に理由を説明していきますね。
①目的を明確にする
まずは、あなたの投資する目的を明確にしましょう。
- 老後資金
- 教育費
- 長期的な資産形成など
- 短期的にお金を増やしたい
目的を明確にすることであなたが、
- 投資を始めた方がよいのか、
- それとも貯金した方がよいのか、
- または投機(ギャンブル)の方がよいのか、
などがわかります。

上記の答えをざっくりと言うと、
投資期間が15年以上確保できるのであれば、すぐに投資を始めるべきです。
反対に、短期的にお金を増やしたいと思っている人はこれら紹介する投資方法を参考になりません。
僕がこれから伝えるのは長期で資産を増やしていく、いわば「投資の王道」の話です。
②投資期間を決める
先ほども伝えましたが、投資期間は長ければ長いほどいいです。じゃあどれくらいがいいのか?
その答えは15年以上です。
下の図をみてください。

この図は米国のS&P500指数を対象に、1年だけ投資した場合から15年間投資し続けたケースの「1年あたりのリターン」を比較したものです。

つまり、投資期間を15年以上もてるのであれば、マイナスになることはない(限りなく)ということです。
反対に、短期的には上下にの振れが大きくリスクが高くなります。
③リスク許容度を把握する
投資を始める前に、急な出費に備えるためにある程度の現金は確保しておきましょう。
基本的には生活費の6ヶ月分は確保しておくことをおすすめします。
これは人それぞれのリスク許容度によって変わるので、もっと現金で確保しておきたい人は1年以上でもいいでしょう。

なにかあったら心配だからできるだけたくさん現金で確保しておきたいなぁ…。

心配しすぎて何年分も貯金しようとすると、投資を始めるタイミングが遅れてしまいます。ある程度、現金を確保できたら少額でも投資を始めてみましょう。
2. 初心者におすすめの投資方法
「投資を始める前に決めること」が確認できたら、次は投資方法について見ていきましょう。

これから投資を始める人にもっともおすすめの投資方法は次のとおりです。
- 新NISA(つみたて投資枠)
- インデックス投資
新NISA(つみたて投資枠)
新NISAは政府が推奨している優遇税制です。
ざっくりいうと、投資の利益にかかる税金がゼロなる制度のこと。

投資の利益にかかる税金は20%。それがゼロになるので、この制度を使わない手はありませんよね。
新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つに分かれています。
つみたて投資枠は年間120万円まで非課税で投資できて、対象は低コストインデックス投資信託が中心となっています。
詳しい内容は以下の記事で紹介しています。

インデックス投資
インデックス投資とは、インデックス(指数)に連動した成果を目指す投資のことです。
- ナスダック指数
- S&P500
- 全世界株
- 日経平均など
上記のような指数に連動した投資商品(投資信託)で、特に有名なものが、
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
- SBI・V・S&P500インデックスファンド
この3つの投資信託は、新NISAのつみたて投資枠でも購入可能です。

低コストで運用できるし、分散・積立・長期に適した商品です。
インデックス投資の詳しい内容は以下の記事で書いています。

3. 必要な準備
それでは投資に必要な準備をしていきましょう。
まず投資を始めるためには証券口座の開設が必要です。
証券口座開設(SBI証券・楽天証券がおすすめ)
結論、「SBI証券」か「楽天証券」がおすすめです。
どちらの証券会社も、
- 豊富な投資商品のラインナップ
- 手数料の安さ
- 口座開設・維持手数料は無料
だからです。
この2つの証券会社のどちらかにしておけば、まず間違いはありません。

ぼくはSBI証券を使っています。
SBI証券

国内株式個人取引シェアNo.1の証券会社
- 口座開設・口座維持手数料無料
- 取引手数料業界最安クラス
- 国内株・外国株、トップクラスの豊富な投資先
楽天証券

初心者にも操作しやすく圧倒的におすすめの証券会社
- 優良米国ファンドが購入可能
- 手数料が業界最安クラス&楽天ポイントで支払える
- 楽天ポイントで株が買える
クレカ積立の設定(ポイント還元あり)
どちらの証券会社もクレカ積立ができて、ポイントがもらえます。
もしどちらかの証券会社を悩むのであれば、ひとつの参考にしましょう。
ただクレカ積立のポイントとはあくまで「おまけ」要素です。
先にも述べましたが、どちらの証券会社を選んでもまず間違いはありません。
SBI証券と楽天証券のクレカ積立の比較は、以下の記事で詳しく書いています。

生活防衛資金の確保
いきなりすべての貯金を投資するのはやめましょう。
最低でも生活防衛資金として6ヶ月分を確保してください。

まだ6ヶ月分も貯まっていなければ、投資を始めるのは一旦ストップ。投資を早く始めるに越したことありませんが、ここは最低ラインです。
4. 投資の始め方(実践手順)
準備ができたらいよいよ投資を始めましょう。投資を始めるといってもたいしたことをするわけではありません。
証券口座を開設して、新NISAで投資信託でインデックス投資を積立設定するだけです。
具体的な流れは次とおりです。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を選ぶ(S&P500や全世界株式)
- 積立金額と日付を設定
- 自動積立スタート
ここですべてを説明すると長くなるので、下の記事で詳しく画像付きで紹介しているので参考にしてください。


今回はSBI証券での始め方を紹介しています。
5. よくある失敗と回避策
最後に初心者が陥りやすい投資の失敗事例を紹介します。こんなことを言って偉そうだと思うかもしれませんが、僕も実際にやってしまって損失を出したことがあります。なので注意してください。
よくある失敗事例は次のとおりです。
- 価格の上下に耐えきれず、すぐに売ってしまう
- 高リスク商品に手を出す(個別株、ハイテク株など)
- 手数料が高い商品を選ぶ
僕はイケイケのハイテク個別株に投資してその後、大暴落、耐えきれずに売ってしまって損失を出しました。
これらの失敗は初心者だけでなく投資経験がある人でも陥りやすい事例です。これから回避策を紹介しますが、それは僕自身にも言い聞かせるために紹介するといっても相違ありません。
- 自分の心地よい範囲の投資金額を見つける
- 長期投資を前提とする
- 企業分析・財務分析ができない場合は個別株はしない
- 低コストのインデックス投資をする
投資の基本は「長期・積立・分散」、これは変わりようがない投資の本質です。
しかしあらゆるメディアやSNS、本にいたるまで、この本質を崩しにきます。ここで流れてはいけません(自分にも言っています)。
投資に絶対はありません。どんなに回避策を用意しても、絶対に成功する投資はありません。その中でも失敗の確率を確実に下げる方法が上記の回避策になります。
結論だけ伝えると、
- SBI証券を利用して
- 新NISAで少額(月5000円〜3万円)を
- eMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン)かS&P500連動(eMAXIS Slim S&P500、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド)に
- 長期(15年以上)で積立投資をしていく。
これが投資素人(僕を含めて)の投資の最適解です。
もしこれで失敗したらほとんどの投資家が損失を出しているということです。その時は仕方がなかったと、運が悪かったと思いましょう。(自分に言い聞かせています)
6. 投資の始め方のまとめ
今回の記事では大前提となる投資の始め方を紹介しました。
ざっとまとめると、
- 投資の目的を決める(老後資金、教育資金など)
- 生活防衛資金を6ヶ月分貯める
- SBI証券か楽天証券で口座開設する
- 新NISAで少額(月5,000円〜3万円)を
- eMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン)かS&P500連動(eMAXIS Slim S&P500、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド)を
- 長期(15年以上)で積立投資をしていく
これがすべて完了できたら、あなたは限りなく失敗の確率が低い、投資の最適解で資産形成ができています。
重要なのは株式市場から退場しないこと。そのためには、資金に余裕をもった状態で、無理をせず少額から、(逆説的ですが)できるだけ早くに投資を始めることです。
これからはインデックス投資をしていることがデフォルトな時代になってきます。政府も新NISAのパワーアップを通して、僕たちに「貯金から投資へ」を推奨しています。
言葉を選ばず言えば「インデックス投資は貯金」です。
この記事で投資始める人の後押しができればよいと思っています。それでは失礼します。
