【今よりも10倍】本を早く読む方法|フォトリーディングを紹介
こんにちは。しんです。
今回の記事は『今よりも10倍速く本を読む方法』を紹介します。
読書はコスパ最強の自己投資の一つです。
本は先人の知恵の結晶ですし、偉人の考え方や会話をすることができます。
これがわずか約1000円くらいで可能なのです。
自己投資に読書は必須だと思います。
知識の量は読書の量に比例するといっても過言ではありません。
世界一の投資家ウォーレン・バフェットやその右腕だったチャーリー・マンガー、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、日本人ではホリエモンやメンタリストDaiGoなど知識豊富で成功している人は例外なく全員、膨大な量の読書をしています。
つまり、知識を効率よく得て人生を豊かにするためにはたくさんの本を読まなければいけません。
しかし、本を読んでいて「この本はハズレだったな」と感じる時があると思います。
自分にとって有益になり得る本の取捨選択と速く読む技術があれば、このようなハズレ本に時間を奪われることがなくなります。
今回紹介する読書方法を実践することで、ハズレ本を読むことを無くし、さらに10倍早く本が読めるようになります。
記事の内容は書籍『あなたもいままでの10倍速く本が読める』を参考に解説しています。
それでは本題に入ります。
「今より10倍」本を早く読む方法
いきなり結論からお伝えします。
今より10倍速く本を読む方法は『フォトリーディング』です。
フォトリーディングとは、フォト(写真)という名称でわかるように、文書を写真のように読みっていく方法になります。
単なる速読というより、情報処理自体のスピードを劇的にアップさせる感じです。
フォトリーディングの正式な名称は『フォトリーディング・ホールマインド・システム』と言います。
方法は5つのステップからできています。
『フォトリーディング・ホールマインド・システム』は読書の達人と呼ばれる人が無意識的に行なっていた作業をシステム化しています。
システム化することよって誰でも短期間で、読書の達人になれるというものです。
「パッパッパッ」とページをめくって写真のように読み取っていくフォトリーディングの作業は、このシステムの第3ステップにあたります。
これだけ使っても意味を把握することはできませんが、5つすべてのステップを組み合わせることによって、誰でも短時間で文書を処理することができます。
5つのステップは以下の通りです。
- 準備
- 予習
- フォトリーディング
- 復習
- 活性化
順番に解説していきます。
ステップ1:準備
『準備』とはただ単に本を用意することではありません。
フォトリーディング・ホールマインド・システムの『準備』とは、目的を明確にして、意識を一点に集中させて、読むための理想的な心の状態に入ることを意味します。
具体的な目的設定として以下のことを自分自身に問いかけてみてください。
- その本を読んだ結果、最終的にどうなることを期待しているのか?
- この本は、自分にとってどれくらい重要か?
- どのくらい詳細なレベルまで理解する必要があるか?
- 目的を達成するためにたった今、どれくらい時間をかけたいか?
目的のない読書は、ゴールのないマラソンを走っているようなものです。
読書する際は、常に目的を意識するようにしてください。
この習慣により、脳にスイッチが入って集中力も高まります。
目的を明確にすれば、脳が最大のパワーを発揮し始めてくれます。
さらに、目的意識を持てば、読む必要のないところを無視しても罪悪感は生まれません。
「最初から全部読まなければいけない」という罪悪感から解放されて、読みたいところだけ読めばいいんです。
「読みたいところだけ読んだらいいのか」と思うと、だいぶ気が楽になると思いませんか?
目的を明確にできたら、次は、理想的な心の状態に入ることが重要です。
理想的な心の状態を集中学習モードと言います。
この集中学習モードに素早く簡単に入る方法として『ミカン集中法』を紹介します。
方法はとても簡単で、後頭部から15〜20㎝上の空中にミカンが浮かんでいることを想像して、後頭部の上あたりに意識を集中するだけです。
こうすることで、集中力が高まり、後方上部から俯瞰して本を見ることができます。
これでステップ1の準備状態が完了しました。
次は予習です。
ステップ2:予習
『予習』をすることで、その本があなたのニーズに十分に見合っているか、他を探すべきかを判断することができるようになります。
『予習』には以下の3つの段階があります。
- 文書をざっと見渡す
- 目的に沿った価値があるか検討する
- 読み進めるか否かを決定する
まず、①の『文書をざっと見渡す』方法を説明します。
本を読む場合、最初にすべきことは本の構成を『ざっと見渡す』ことです。
一般的に、目次を見れば著者の伝えたい内容が明示されています。
目次に目を通すと、この文書が何について書かれているのか予想を立てて、期待できる内容を知ることができます。
そうすると、どこに重要な情報が書かれているかを知る手掛かりになります。
次は②の『目的に沿った価値があるか検討する』方法です。
これは、上記で説明した『準備』をしていれば、その本を読む目的を定めていると思います。
ここでは、もう一度その目的を考えて、「この本でよいか?最初に決めた目的に沿っているか?」を自分に問いかけてみてください。
最後は③の『読み進むか否かを決定する』です。
ここでついに本を読むか決めます。
さらに本を読み進めていくか決めましょう。
「その本を読み続ければ、あなたの目的は達成されるでしょうか?」
もしかしたら、ここでその本を読まないことを選択するかもしれません。
その判断は、この情報過多の時代においてとても賢明な選択です。
読む必要のない情報に無駄の時間を取られることがないようにしましょう。
次はメインのフォトリーディングです。
ステップ3:フォトリーディング
フォトリーディングは「パッパッパッ」と1秒1ページのスピードで本をめくっていきます。
これは、本をテキスト情報ではなく、イメージ情報として読み取っていく作業です。
つまり、一字一字が意味のある言葉ではなく、ページ全体をひとつの画像として脳に取り込んでいくという考え方になります。
フォトリーディングは以下の6つの手順で行います。
- フォトリーディングの準備をする
- 加速学習モードに入る
- アファメーションを行う
- フォトフォーカス状態に入る
- 安定した状態で、リズムよくページをめくる
- 達成感とともに、フォトリーディングのプロセスを終了する
①の『フォトリーディング準備』はこれまで何度お伝えしてきた、本を読む目的の確認です。
②の加速学習モードを説明します。
これはステップ1の『準備』で紹介した『集中学習モード』に似ていますが、それよりもさらに脳が情報受け入れる能力を高め、学習に最適な情報になる状態のことです。
『加速学習モード』に入る方法は、すべての緊張や雑念をとりはらって、肉体的にも精神的にもリラックスしている状態を作ることです。
次は③のアファメーションです。
アファメーションとは、なりたい自分を手にいれるための自己暗示みたいなものです。
フォトリーディングに有効なアファメーションの例は次のようなものがあります。
「フォトリーディングの最中、私は完全に集中している」
「私がフォトリーディングする情報は、私の脳に写し取られ、私はそれを利用することができる」
などです。
アファメーションは、明確なゴールを設定して、脳が向かうべき方向性を示してくれます。
次は④のフォトフォーカス状態に入る方法です。
これは姿勢と視線の使い方が重要になります。
適した姿勢は、背筋を伸ばして椅子に腰掛け、机に対して45度の角度(目に対して90度の角度)で本を持っている状態です。
視線は、文字を読んでいくのではなく、本の四隅が一度に視界に入るようにして、本の見開き2ページ全体を眺めるようにします。
次は⑤の安定して状態で、リズムよくページをめくっていきます。
安定した状態を保つコツは2つ紹介します。
まずひとつは、呼吸を深くして一定のペースを保つこと。
もうひとつは、ページをめくるリズムに合わせて、心の中で単調な言葉を繰り返すこと(い〜ち、に〜、さ〜ん、とかでもOK)です。
大事なのはページを飛ばしてしまっても気にせず一定のペースを保つことです。
最後は⑥の達成感とともに、フォトリーディングのプロセスを終了します。
重要なのは達成感を感じることです。
達成感を感じるのにアファメーションが有効になります。
例えばこんな感じです。
「私はいま、この本の印象を感じ取っています…」
「私はこの情報を手放し、私の身体と心に処理を任せます」
などです。
これで、『準備』『予習』『フォトリーディング』が終わりました。
いよいよ知識を意識の上に引き出す準備が整いました。
次は、『復習』です。
ステップ4:復習
『復習』は、私たちの脳が持つ優れた能力を利用して行うステップです。
それは「取り入れた情報を分類して、パターン認識を行う」という能力になります。
『復習』はできるだけフォトリーディングの直後に行います。
『復習』の手順は以下の3つです。
- 文書を調査する
- トリガーワードを見つける
- 質問を作る
最初に①の文書を調査する方法は、本の題名や目次、太文字部分をながめるだけではなく、次のような点を確認すると、文書の構成がよりはっきりします。
- 表紙や裏表紙に書かれている言葉
- 索引
- 本の最初と最後のページ、または、短い文書であれば最初と最後の段落
- 太字や斜体になっている部分、見出し、小見出し等
- 囲み記事や数字、図表、グラフ等
これらをもとに文書の構成をチェックすることで、その文書を読むことがあなたの目的に沿っているかどうかを判断しやすくなります。
次は②のトリガーワードを見つける方法です。
トリガーワードとは、強調されながら何度も使われている言葉で、その本の中心的なキーワードです。
トリガーワードは読み手が文書の意味を正しく理解できるように、うまく誘導してくれています。
トリガーワードを探す具体的な方法を説明します。
まず、約20ページおきにざっくりとめくって、さっと見渡し、目についた言葉をピックアップしていきます。
表紙や目次、検索などもトリガーワードを探すヒントになります。
例えば、検索を見ると参照ページ数の多さで、どの言葉が頻繁に本文に登場したかがわかります。
そういう言葉は重要なトリガーワードである可能性が高いです。
1冊の本であれば、20〜25個ぐらいのトリガーワードを書き出してみましょう。
最後は③の質問を作るです。
質問を作るとは、自分の知りたいことについて、具体的な質問を考えることです。
質問を掘り起こすため『トリガーワード』を使いましょう。
このトリガーワードを利用して質問を作ることで、次のステップの『活性化』を最大限に活かすことができます。
ステップ5:活性化
あなたはすでに『フォトリーディング』によって、自分が知りたいと思っている情報を得ています。
『活性化』のプロセスを通して、その中からあなたに必要な情報だけを取り出して段階的に理解度を深めていきます。
「見覚えがある」というレベルから「知っている、馴染みがある」というレベルを経て、最後にあなたが望む知識と呼べるレベルまで高めていきます。
活性化は以下の5つの手順で行います。
- 生産的休息をとる
- 質問を見直す
- スーパーリーディングとディッピング
- マインドマップを作る
- 高速リーディング
まずは①の生産的休息です。
フォトリーディングと復習が終わった後は、意識的の上でしばし情報を手放す必要があります。
本をいったん閉じて、休憩してください。
そうすることで、情報は脳の中で熟成されていきます。
これを『生産的休息』といいます。
最低でも10〜20分は本から離れてください。もし時間に余裕があれば一晩置くのが理想的です。
次は②の質問を見直すです。
生産的休息をとった後、復習の際に作った質問を見直します。
書き留めておいたトリガーワードを見返していると、好奇心が刺激され、その文書全体と興味のある特定の事柄の両方に興味がわいてきます。
ここで質問を見直して、たった今、最も重要と思う質問を決めます。
その問いかけによって、フォトリーディングで取り込んだ情報が眠る脳の巨大なデータベースに橋がかかります。
同時に理解のプロセスをスタートさせるのです。
『質問の見直し』こそが活性化のはじめの一歩となります。
次に理解を深めいくには③のスーパーリーディングとディッピングが有効です。
スーパーリーディングでは、文章のかたまりごとにざっと見ていきながら求める答えが書かれた箇所を探していきます。
具体的には目次を見たり、ぱらぱらページをめくって重要そうに見えるところをさっと読む感じです。
その中でピンとくる場所があったら、そこが文章をディッピング(つまみ読み)する場所です。
気になった箇所の周へんの一文、もしくは二文をさっと読んで意味をつかみ取ります。
その箇所から必要な情報を得たと感じたら再びスーパーリーディングに戻るといった流れです。
ここまですればステップ5の活性化はほぼ完了です。
後の2つの④マインドマップを作ると⑤高速リーディングは、さらに深く理解を深めたい人向けになります。
この記事では説明を省きます。
以上の5ステップが、今よりも10倍速く本が読めるようになる具体的な方法になります。
お疲れ様でした。
フォトリーディングで今より10倍早く本を読もう!
今回の記事では『今よりも10倍速く本を読む方法』を解説しました。
方法は『フォトリーディング』で読むということでした。
具体的には以下の5ステップで行います。
- 準備
- 予習
- フォトリーディング
- 復習
- 活性化
実際にやってみたのですが、結構練習が必要だと感じました。
確かに習得すればかなりのスキルになると思います。
気を長くもって練習していきたいと思います。
注意点としては、先ほどの言った通りすぐに習得することは難しいこと、電子書籍では相性が悪いことです。
なので、このスキルを習得するのに向いている人は、フォトリーディングを継続して練習できる人と紙で本を読むことが好きな人かなと思います。
私は一応、両方満たしているので頑張ってフォトリーディングを習得しようかなと考えています。
もっと詳しくフォトリーディングを知りたいという方は、今回参考にした書籍『あなたもいままでの10倍速く本が読める』がおすすめです。
今回の記事の内容は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それでは失礼します。