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【初心者向け】高配当株投資の基本を徹底解説!

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こんちは、しんです。

本記事では、高配当株投資の基本を解説しています。

当ブログでは、投資初心者にはインデックス投資をおすすめしています。インデックス投資とは、指数(インデックス)と同じ値動きを目指して、15年以上の長期目線で投資をする手法です。

長期で投資することでリターンが安定し、さらにインデックスファンドを利用すればプロに運用を任せることができます。

インデックス投資に関しては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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【初心者向け】インデックス投資の基本を解説

インデックス投資は初心者でも始めやすい手法ですが、「毎月のキャッシュフローが増えない」と当ブログでは考えています。

キャッシュフローとは、配当金や家賃収入といった毎月入ってくるお金のことです。配当金の出ない投資信託を購入している場合、資産は増えるかもしれませんが毎月の資金繰りが楽になるわけではありません。

そこでおすすめしたいのが、配当金収入でお金を増やせる高配当株投資です!

今回の記事では、高配当株投資をテーマに以下の4点を解説します。

この記事でわかること
  1. 高配当株投資とは
  2. 高配当株投資のメリットとデメリット
  3. おすすめの高配当株
  4. 高配当株の売り時

配当金は完全な不労所得です。

不労所得と聞くと魅力的に感じますが、インデックス投資よりは難易度は高いです。

それでは順番に解説していきます。

①高配当株投資とは

高配当株投資とは、

配当金を得るために配当利回りの高い株式に投資をする手法です。

まず基本として、企業は事業活動による利益の一部を「配当金」として株主に還元します。

つまり、株主は株式を持っているだけで、お金を得られるということです。

例えば、株価が10万円で配当金が年間5,000円だと仮定します。

この場合の配当利回りは5%(5,000円÷10万円)となります。

しかし、ここで注意する点は株価と配当金の関係です。

配当利回りが5%の銘柄で株価が以下のように変動するケースを考えてみます。

株価と配当金の関係
  • 毎年株価が下がる
    • 配当金と株価の下落により利益が出にくい
  • 株価が変わらない
    • 配当金の5%が利益となる
  • 毎年株価が上がっていく
    • 配当金5%と株価上昇分の含み益を含めると、5%以上の利益となる

配当金は株価よりも安定しています。そのため、収入の計算がしやすいので安定的なキャッシュフローを得たい人に高配当株投資はおすすめです。

もちろん、メリットとデメリットの両方があります。以降の確認していきましょう。

②高配当株投資のメリットとデメリット

それでは、高配当株投資のメリットから紹介していきます。

高配当株投資のメリット

高配当株投資のメリット
  1. 完全にほったらかしで配当金がもらえる
  2. 現金収入が得られるため、心理的に長期投資しやすい
  3. 自分年金として機能する

①完全にほったらかしで配当金がもらえる

上述したとおり、配当金は株式を保有しているだけでもらえます。

そのため、配当金をもらうために自分で申請や作業などをする必要はありません

正真正銘の不労所得ですね!

②現金収入が得られるため、心理的に長期投資しやすい

配当金は現金で受け取るため、手元のお金が増えていると実感しやすいです。

株価が下落局面でも現金収入を得られるので、心理的に長期投資を続けやすいメリットがあります。

また、株価よりも配当金は変動が小さく安定しています。つまり、配当金収入は予測しやすくキャッシュフローが計算しやすいこともメリットの一つです。

③自分年金として機能する

一定規模の配当金が得られるようになると、自分年金としての機能も担えます。

例えば、老後の年金の足しにできたり、固定費の一部を補えたりできます。

配当金で補える固定費(例)
  • 月3,000円の配当金:通信品が補える
  • 月10,000円の配当金:光熱費が補える
  • 月30,000円の配当金:食費を補える

配当金が増えていくと人生の選択肢を増やせます。

生活費のためにブラック企業で働く必要もなくなるため、やりたい仕事をするための転職もしやすくなります。

配当金は人生を好転させるパワーがあると言えます。

次は高配当株投資のデメリットを紹介します。

高配当株投資のデメリット

高配当株投資のデメリット
  1. 事業の成長が低い
  2. 配当金をもらうたびに税金がかかる
  3. 業績が悪化すると減配や無配になることがある

①事業の成長が遅い

高配当を出している企業は成熟企業が多く、事業の成長性が低い傾向にあります。つまり、株価の成長があまり期待できないのです。

株式投資で利益を得るための方法は大きく2つあります。

株式投資で利益を得る方法
  • 売却益(キャピタルゲイン)
  • 配当金(インカムゲイン)

企業は稼げるチャンスがあるなら、どんどん事業投資や事業拡大に資金を投入したいと考えています。

言い換えると、株主に配当金を多く払うことは「事業拡大が期待できないので株主に還元します」と言っているようなものなんです。

企業によっては配当金を全く出さずに事業成長や拡大のために資金を投入している企業もあります。

いわゆるグロース株と言われる企業などのことです。

配当金の有無によって良い悪いはありません。

しかし、高配当株投資をするにあって、事業の成長と高配当を両立する企業を見つけるのは非常に難しいことを知っておきましょう。

②配当金をもらうたびに税金がかかる

当たり前のことですが、配当金にも税金はかかります。

税率は受け取った配当金の額に関わらず一定です。

配当金にかかる税率
  • 日本株の場合:税率は約20%
  • 外国株の場合:税率は米国なら約28%(現地税+国内税)

税金は配当金を受け取るたびにかかります。

例えば、日本株が1,000円の配当金を得る場合、税金を差し引くと手元に残るお金は約800円です。

配当金が全額手元に残るわけではありません。

ちなみに、日本株の場合は確定申告すれば最大で15%分の税金を取り戻せる可能性があります。

③業績が悪化すると減配や無配になることがある

配当利回りは「配当金÷株価」で計算されます。そのため、配当利回りの高さは株価が低いことの裏返しでもあります。

「株価が低い=不人気」とも言えます。

不人気な株はトラブルを抱えていることが多いです。業績が悪化して配当金が減ったり(減配)、配当金が無くなったり(無配)するケースもよくあります。

そのため、配当利回り5%や6%といった高い数値だけをみて投資するのは避けましょう!

③おすすめの高配当株

高配当株投資をする場合、当ブログでは米国または日本を投資先としておすすめしています。

前提として知ってもらいたいのが、上記のデメリットで解説したように高配当株には次の2つのリスクがあることです。

高配当株のリスク
  • 低成長(株価が上がりにくい)
  • 減配や無配

米国と日本のどちらを選べばいいのかを考える要素の一つに連続増配株があります。

連続増配株とは、配当金の金額を何年も連続でアップさせる企業の株式のことです。

例えば、連続増配年数が25年を超えている企業は米国には140社以上ありますが、日本には花王の1社しかありません。

連続増配年数が25年以上の企業(例)
  • 米国:140社以上
    • ジョンソン&ジョンソン
    • コカ・コーラ
    • 3M(スリーエム)など
  • 日本:1社のみ
    • 花王

このように、米国と日本で連続増配している企業の数は大きる異なります。

米国は株主を大事にする企業文化が根付いているのです。もちろん、将来ずっと連続増配する保証はありません。

しかし、連続増配企業は長期に渡って事業成長を続けていて、配当金を簡単に減配することはないでしょう。

米国を中心に投資している人も多くいますが、もちろん以下の注意点もあります。

米国株の注意点
  • 為替リスク
  • 連続増配株でも配当利回りが低い

米国への投資は為替リスクがあったり、連続増配といっても配当利回りが低かったりすることもあります。

そのため、何をどのように組み合わせるのかが投資家の腕の見せ所とも言えます。

そこで、次からは米国と日本のおすすめの投資先を紹介するので参考にしてください。

米国のおすすめ高配当株

米国で高配当株投資をするのであれば、個別株ではなくETFの活用がおすすめです。

ETFとはファンドの一種であり、様々な企業の株を詰め合わせたものをイメージするとわかりやすいと思います。

簡単にいうと「詰め合わせお弁当」みたいなものです。

当ブログでおすすめする米国の高配当株投資に向いている株式のETFは以下のとおりです。

おすすめの米国ETF
  • VYM:米国の高配当銘柄の約400社に分散投資
  • HDV:財務が健全な高配当銘柄に約70〜80社に分散投資
  • SPYD:S&P500銘柄のうち配当利回りが高い80社に分散投資
  • VIG:10年以上の連続増配実績を持つ約250社に分散投資

日本のおすすめ高配当株

日本の高配当株投資をする場合、ETFではなくて企業の個別株に投資するのがおすすめです。

残念ながら日本の高配当株ETFでおすすめできるものはありません。

なので日本の高配当株投資をするのであれば、自分で投資先を選定しなければなりません。

さらに、日本の高配当株投資を成功させるためには、時価総額が大きい大型株だけでなく、好財務の中・小型株をバランスよく混ぜることが重要です。

優良な日本の高配当株の探し方は以下の記事で丁寧に解説しています。専門用語も最低限にしているので、ぜひ参考にしてください。

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④高配当株の売り時

高配当株投資は配当金を受け取り続けることが主な目的です。そのため、基本的に高配当株を保有し続けることが理想です。

しかし、次のようなケースでは今持っている高配当株の売却を考える必要があります。

売却を考えるケース(例)
  • 配当金の減配や無配当への転落
  • 企業が大きな不祥事を起こした
  • より魅力的な高配当株が見つかった

自分の考えるストーリーが崩れた時が売り時です。

まとめ:高配当株投資の特徴を理解して、少額から始めよう

本記事では、高配当株投資の基本を以下の3点で解説しました。

今回の記事で解説したこと
  1. 高配当株投資とは
  2. 高配当株投資のメリットとデメリット
  3. おすすめの高配当株
  4. 高配当株の売り時

高配当株投資とは、配当金を得るために配当利回りの高い株式に投資をする手法です。

完全な不労所得である配当金が得られますが、メリットとデメリットがあります。

高配当株投資のメリットとデメリット
  • メリット
    • 完全にほったらかしで配当金がもらえる
    • 現金収入が得られるため、心理的に長期投資しやすい
    • 自分年金として機能する
  • デメリット
    • 事業の成長が低い
    • 配当金をもらうたびに税金がかかる
    • 業績が悪化すると減配や無配になることがある

高配当株投資はインデックス投資よりも難易度が高い投資手法です。そのため、大切なのは自分の投資目的と手法が一致しているか判断できることです。

投資をする目的(例)
  • 老後資金として、65歳までに3,000万円準備したい
  • 子どもの大学進学までに教育資金を1,000万円貯めたい
  • 10年後に月3万円の配当金が欲しい

もしみなさんが投資をする目的が「老後資産を増やしたい、資産の効率的に拡大したい」と思っているのであれば、つみたてNISAやiDeCoなどの節税制度を最大限活かしたインデックス投資がおすすめです。

一方で、毎月のキャッシュフローを良くしたいのならインデックス投資よりも、今回紹介した高配当株投資の方が合っています。

このように、目的をはっきりさせることが投資を成功させる第一歩です。

現在の資本主義社会で豊かな生活を送るために投資は欠かせません。

「専門用語が多くて難しそう、なんとなく怖い…」と感じる人がいるかもしれませんが、知識を身につければ漠然とした不安はなくなります。

大事なことは、少額からでも投資を始めて時間を味方につけることです。もし、まだ証券口座を持っていないのであれば、当ブログでおすすめしている証券会社(SBI証券楽天証券)で口座開設をして最初の一歩を踏み出しましょう。

具体的な口座開設方法を下記の記事でわかりやすく解説しています。

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今回の記事の内容は以上になります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。それでは失礼します。

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しん
しん
兼業投資家/簿記2級
公務員投資家として2020年から株式投資を開始。

2021年に米国株の個別投資、仮想通貨FXによって約200万円の損失。

現在、S&P500インデックス投資と高配当株投資、仮想通貨投資で約900万円を運用中。

投資に関する情報を日々発信しています。
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