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【要約】「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」を解説!

shin@kabublog
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こんにちは。しんです。

今回の記事では、書籍『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』を紹介します。

この書籍は、著者ジェイエル・コリンズ氏が10代の娘に書き始めた何通もの手紙からできた本です。

ジェイエル・コリンズ氏が長い年月を経て学んだ、投資と人生の哲学について書かれています。

つまり、実際の体験を通して、その経験を大切な娘に伝えるための本です。

とても信頼できる本だと思います。

内容としては、初心者向けで圧倒的に読みやすくできています

まったく投資の知識が無い人でも、理解できるように書かれています。

なので、投資やお金の基礎基本について学びたい方にとっては間違いなく読むべき本です。

本記事では、書籍『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』の要約として重要な4つの教えを解説していきます。

要約:父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

結論からお伝えします。

本書で伝えている教えで、もっとも重要な教えは以下の4つです。

重要な4つの教え
  • 教えその①:借金は、負ってはいけない重荷
  • 教えその②:お金についての考え方
  • 教えその③:あくまでもシンプルでいく
  • 教えその④:リスクについて

順番に解説していきます。

教えその①:借入金は、負ってはいけない重荷

著者のジェイエル・コリンズ氏はこう言っています。

この本は経済的自立、つまりあなたが経済的な自由を勝ち取ることを目指しています。

豊かになって、自分の人生を自分でコントロールするのです。

しかし、周りを見ると、ほとんどの人は経済的に最後まで自立できないまま終わるでしょう。

その最大の理由は借入金を受け入れているからです。

あなたには、彼らと違う考え方をしてほしい。

その手始めが、借入金は当たり前ではないと理解することです。

借入金は、富を築く可能性を奪い去るたちの悪いものです。

そんなものを頼りにしてはいけません。

『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』から引用

この言葉を聞いてドキッとしました。

私も経済的自立を目指していますが、当たり前に借入金をしていました。

今も住宅ローンや学生ローンを返し続けています。

私の周りみんなも同じように住宅ローンや自動車ローン、学生ローンを返してします。

そして、誰も経済的に自由になっていません。

この書籍では、すでに借入金の抱えている人に対して以下のように具体的な返済方法を提示してくれています。

  • 借入金が金利3%未満だったら、返済はあせらず、余裕資金を投資に回す。
  • 借入金が金利3〜5%だったら、余裕資金を返済に充てても、投資に回してもどちらでもOK。
  • 借入金の金利が5%より高かったら、何をおいてもできるだけ早く借入金を返済すべき。

さらに、著者なら以下のように返済をしていくと方法が書かれています。

  1. すべての借入金をリストアップする
  2. 贅沢な浪費をなくす
  3. 金利の高い順に借入金の優先度をつける
  4. すべての借入金について、最低限必要な返済額をまず支払い、次に、金利の高い借入金の返済に集中する

書かれていることはとてもシンプルです。

シンプルですが、やり切るのは容易ではありません。

借入金の返済に充てる資金を捻出するために、ライフスタイルや消費を大きく変更する覚悟が必要です。

何ヶ月、何年とやり続ける頑張りが必要になります。

でも、消費を抑えるライフスタイルを身につけ、浮いた資金を借入金の返済に充てることは、経済的自立の基礎を築くことにつながっています。

借入金はすぐに対処すべきリスクです。

もし今、借入金を抱えていたら、その返済が最優先です。

周りをもう一度見回してみてください。

ほとんどの人にとって、借入金は生活の一部になっています。

でもあなたがそうする必要はないのです。

教えその②:お金についての考え方

ジェイル・コリンズ氏はお金についての考え方を以下の3つのレベルで紹介しています。

  • レベル1:使うためだけのものではありません
  • レベル2:機会損失を考えよう
  • レベル3:投資について考えよう

まずはレベル1から説明します。

はじめに1万円をテーブルに置いてそれがどんな意味を持っているか考えましょう。

たとえば以下のように。

  1. 今すぐに何が買えるかを考えるかもしれません。
  2. このお金を投資できるなと考えるかもしれません。
  3. しかしインフレや市場の下落が気になるかもしれません。
  4. 1万円を投資して、利益をすべて再投資し続けようと考えるかもしれません。

ほかの考え方もあるかもしれませんが、こうして見てみると、考え方によって、あなたは貧しいままだったり、中級クラスになったり、さらにお金持ちになる場合があることがよくわかると思います。

マイク・タイソンの例を紹介します。

彼は誰もが知るボクシングで大成功を収めた人物の一人です。

ボクシングで稼いだ金額は3億ドル以上(約450億円)になります。

しかし彼はこれだけ稼いだにもかかわらず、結局、破産してしまいました。

なぜこんなにも稼いだのに破産してしまったのか?

それは、彼がお金を『モノを買う道具』としてしか考えていなかったからだと思います。

でも、そんな考えを持っている人はあなたの周りにもたくさんいるはずです。

もちろん、私も昔はそうでした。

でも、たくさんの書籍を読むことでお金についての知識がつきました。

今ではお金の使い方を理解しているつもりです。

けっして難しくはありません。

書籍では以下の順番でお金について考えてみる方法を紹介しています。

  1. あなたのお金で何が買えるかを考える。
  2. 次に、あなたのお金が何を生み出せるかを考える。
  3. そして、生み出されたものが、さらに何を生み出せるかを考える

このように考え始めると、お金を使うとなくなるだけでなく、そのお金が生み出すはずだったものが失われることも理解できるようになります。

絶対にお金を使ってはいけないということではありません。

大事なのは、使うときにそれがどういう意味かきちんと理解することです。

次はレベル2の機会損失を考えてみます。

具体的な例でお伝えします。

仮にあなたが現金200万円で車を買った時、その時の費用は200万円よりはるかに大きくなってしまいます。

それはなぜなのか?

その答えは、あなたのために働いてくれるはずだったお金がなくなったことで、機会損失が生じてしまったからです。

投資をせずに何かを買った時、機会損失が生まれます

ざっくり数字で見てみましょう。

仮に株式インデックスファンドの利回りを8%とします。(ありえない数字ではありません)

これを200万円を利回り8%で運用すれば、160,000円の利息が得られる計算になります。

つまり、200万円で車を買ってしまうと、実は216万円を失っているのです。

さらにこの利息には「複利の効果」でどんどん大きくなっていきます。

複利とは、利息にまた利息がつくことです。

アインシュタインが「複利は人類最大の発明」と言ったくらいパワーのあるものです。

最後にレベル3の投資について考えます。

ここだけで投資の説明をすべてすることは難しいです。

投資について理解するなら、やはり本を読むことが一番有効だと思います。

本はコスパ最強の勉強法です。

大事なのは王道の投資を知ることです。

王道の投資とは株式インデックスファンドへの投資のことです。

インデックス投資については下記の記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
【初心者向け】インデックス投資の基本を解説
【初心者向け】インデックス投資の基本を解説

教えその③:あくまでもシンプルでいく

ジェイエル・コリンズは投資手法について「シンプル」なことが重要であると言っています。

結論、以下の3つの投資商品をおすすめしています。

  • 株式インデックスファンド
  • 債券
  • 現金

株式インデックスファンドは、長期間にわたって最も利回りが高く、インフレヘッジになり、資産を増やしてくれます。

債券は、株式の激しい変動をならすための収入をもたらし、デフレヘッジになります。

現金は、定期的に発生する費用をまかない、緊急時の対応にも役立ちます。

ただ、現金はデフレのときには強みを発揮しますが、インフレのときは価値のが下がってしまうという欠点もあります。

そのため、周りの経済状況に合わせて現金の所有率を調整することが重要になります。

投資の神様ウォーレン・バフェット氏も、自分が亡くなったら、妻に「資産の90%を低コストのS&P500インデックスファンドに、残りの10%を米国短期債券に投資する」よう伝えているの有名な話です。

教えその④:リスクについて

あなたが経済的自立を目指そうと決意したら、資金の使い道は投資であるはずです。

どんな投資でもリスクは絶対にあります

それは、株式投資でも債券でも、さらには現金を持つこともリスクになります。

書籍では以下の2点でリスクが書かれています。

  • 株式投資はリスクがとても高いと考えられています。確かに短期的には価値が大きく変動します。しかし、5年やを10年の期間で考えれば、たっぷり利益を得られる可能性が高いのです。20年間で考えるなら、株式を持っていれば、まず間違いなく豊かになれます。
  • 現金はとても安全だと考えられています。しかし、インフレのもとでは、日々、価値が下がっていきます。2、3年なら問題はなく、すぐに使うお金を現金で持ちたいと考えるでしょう。でも、10年、20年という期間にわたって現金で持ち続けていれば、間違いなく損をします。
書籍『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』から引用

株式の変動率は現金よりもはるかに高いです。

その一方で、株式の利回りは、現金よりもはるかに大きく資産の積み上げに貢献します。

現金の変動率はほぼゼロに等しいですが、長期で保有していると、購買力が次第に低下するリスクを負わなくてはなりません。

大事なのは、自分が何を求めているのかを理解して、自分に合った適正なリスクのとることです。

まとめ:投資初心者が読むべき良書

今回の記事では、書籍『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』から印象に残った4つ教えを紹介しました。

この本は、これから投資を始めようと思っている方にぜひ読んでもらいたい本です。

記事だけでは紹介できなかった内容も、有益なものばかりでした。

この本の一番大きなメッセージは「支出は稼ぎより少なくする。余りは投資する。そして、借金をしない」です。

当たり前のことですが、この重要性を身にしみて感じることができる本です。

読んでおいて間違いのない本だと思います。

今回の記事は以上になります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

それでは失礼します。

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ABOUT ME
しん
しん
兼業投資家/簿記2級
公務員投資家として2020年から株式投資を開始。

2021年に米国株の個別投資、仮想通貨FXによって約200万円の損失。

現在、S&P500インデックス投資と高配当株投資、仮想通貨投資で約900万円を運用中。

投資に関する情報を日々発信しています。
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