【2026年6月】資産運用に重要な経済ニュース5選|最高値→急落でも、私が積立を変えない理由

こんにちは!救急隊長しんです!
月に一度の 「今月の投資ニュース解説」、2026年6月号です。
6月は、本当に激動の月でした。円安は約40年ぶりの水準まで進み、日銀は約31年ぶりの利上げ。
日経平均は史上最高値をつけたかと思えば、月末には大きく崩れる。値動きの荒さでいえば、今年いちばんだったかもしれません。
でも、そんな月でも、私のやることはほとんど変わっていません。
それぞれのニュースを 、
- 「何が起きたのか」
- 「一般的に正解とされる考え方」
- 「で、私はどう動くのか」
の3つに分けて、煽らずにお話しします。
「セオリーはこうだけど、私はこうする」。その差を、そのまま見てもらえたらと思います。
- 米FRBが金利据え置き、ただし見通しは「利上げ」へ転換(ウォーシュ新議長の初会合)
- 円相場が約40年ぶりの円安(162円台)+ 日銀が約31年ぶりの利上げ
- 日経平均が一時7万2千円台で史上最高値 → 月末に急落
- 中東情勢の緊張緩和で、原油が約2%下落
- 春闘の高い賃上げ → 実質賃金がプラスに転じる見通し
① 米FRBが金利据え置き、ただし見通しは「利上げ」へ転換

何が起きたのか
✅ 6月17日のFOMC(米国の金融政策を決める会合)で、政策金利は 3.5〜3.75%に据え置き。
4会合連続の据え置きで、利上げそのものはしていません。今回はウォーシュ新議長の初めての会合でもありました。
ただ、中身は大きく変わりました。いちばんの変化はここです。
- 金利の将来見通しが、3月の「年内に利下げ」から、6月は「年内に利上げ」へ反転
- 背景にインフレの再加速。5月の米CPI(消費者物価)は 前年比4.2% と、3か月連続で伸びが加速
- 見通しを示すドットは18人ぶん(据え置き8人・利下げ1人・利上げ9人)。ウォーシュ議長は自身の予想提示を見送りました
据え置きなのに、空気は利上げ方向へ。「次は利下げかな」という見方が、6月で大きく塗り替わった――というのが私の受け止めです。
一般的に正解とされる考え方
金利の予測は当てにいかない、がセオリーです。
プロが集まるFOMCですら、たった3か月で見通しが利下げから利上げへひっくり返るのですから。長期で積み立てるなら、金利の上下は時間が吸収してくれる、と考えられています。
で、私はどう動くのか
利上げが来るのか来ないのか、私には読めません。
プロの見通しでさえ3か月で正反対に振れるのです。読めないものを読もうとするほうが、むしろ危ない。
読めない未来に張るのではなく、自分で決められること(積立を続けること)に手数を使う。だからS&P500の毎月の積立額は、1円も変えません。
② 円相場が約40年ぶりの円安(162円台)+ 日銀が約31年ぶりの利上げ

何が起きたのか
✅ 6月は円安が一段と進み、一時 1ドル=162円台。1986年以来、約40年ぶり(39年半ぶり)の円安水準です。
この円安の裏で、日本側でも大きな動きが重なりました。
- 日銀が6月16日に利上げ。政策金利を 1.0%(約31年ぶりの高さ) へ。ただ市場は織り込み済みで、利上げ後の円買いは限定的でした
- 政府の方針で「日銀の追加利上げは当面ペースが鈍る」との見方が広がり、これも円売りを後押し
- 政府・日銀は4〜5月に 過去最大の約11.7兆円 の円買い介入を実施。それでも円安は戻らず、162円台では「再介入か」との警戒も
根っこにあるのは、やはり 日米の金利差 です。
米国の金利が高く、日本が低いままだと、利回りを求めてドルが買われ円が売られやすい。日銀が動いても、その差がすぐには縮まらない以上、円安の地合いは続きやすい――という構図です。
円安には、二つの顔があります。
- 家計には逆風:輸入品が上がり、食料品やエネルギーがじわじわ高くなる
- 輸出企業・インバウンドには追い風:海外で稼ぐ会社や、外国人観光客には有利に働く
一般的に正解とされる考え方
為替の先や介入の有無は、プロでも当てられない。
だから読んで売買しない、がセオリーです。そのうえで大事と言われるのが 「円だけで資産を持たない」 こと。
米国株や全世界株を少し持っておくと、外貨側にも資産が置けて、円安の影響に片寄りにくくなる、という考え方です。
で、私はどう動くのか
為替の先は、私にも読めません。
162円が天井なのか、介入が入るのかも。
分からないものは、分からないままにしておきます。
おもしろいのは、私はこの円安対策を 狙ってやったわけではない ことです。
毎月コツコツ積み立ててきたS&P500は、中身は米国企業=ドル建ての資産。
「外貨を持とう」と意気込んだのではなく、続けた結果、気づけば外貨側にも資産が置けていました。
家計では、物価高がしっかり財布に効いています。
住宅ローン35年、育ち盛りの子どもが2人。
買い物のたびに「また上がったな」と実感します。
だからこそ、為替を当てにいくのではなく、「円と外貨、両方に置いておく」という形を、これからも崩さずにいきます。

金利も為替も、自分ではどうにもできないものばかりです。
コントロールできないニュースに振り回されるより、自分で決められること(積立額・続けること・資産の置き場所)に集中する。
これが本業を持つ私たちの、いちばん現実的な戦い方だと思っています。
③ 日経平均が一時7万2千円台で史上最高値 → 月末に急落

何が起きたのか
日経平均は、6月に大きく揺れました。
- 6月22日に一時 7万2千円台 まで上昇し、史上最高値を更新(連日の最高値更新でした)
- ところが月末はリスク回避ムードに転じ、6万9千円台 まで急落(6月26日は1日で 約4.15%下落)
上げて、最高値をつけて、すぐに大きく下げる。ひと月でこれだけ振れた月もめずらしい。値動きの荒い月でした。
一般的に正解とされる考え方
「史上最高値」で慌てて買う必要も、急落で慌てて売る必要もない、がセオリーです。
インデックス積立なら、最高値の日も急落の日も、買う額を変えずに続けるのが王道。
値動きの大きい日ほど、相場を見つめすぎないほうがいい、とよく言われます。
で、私はどう動くのか
最高値でも急落でも、私のやることは1つだけ。
決めた額を、決めた日に積み立てる。
それだけです。
むしろ、こういう荒れた日ほど 画面を閉じます。
1日で4%動く相場を眺めていると、人はどうしても何かしたくなる。
「上がったから利益確定」「下がったから損切り」。その「何かしたくなる気持ち」こそが、いちばんの敵です。
2022年、私は仮想通貨FXで200万円を失いました。
値動きに張り付いて、売買を繰り返した結果です。
あのとき骨身にしみたのは 「相場を見ている時間が長いほど、判断が雑になる」 ということ
だから荒れた日は、あえてアプリを開かない。根性論ではなく、失敗から得た具体的な防御策です。
④ 中東情勢の緊張緩和で、原油が約2%下落

何が起きたのか
6月後半、イラン情勢が沈静化に向かい、中東の緊張が和らぎました。これを受けて、原油価格が下がりました。
- 国際指標のBrent、米国指標のWTIともに 約2%下落
- WTIは 1バレル70ドル台
原油が下がると、エネルギーや輸送のコストが落ち着きやすくなります。
これは インフレ(物価高)が和らぐ追い風になりうる と見られています。
一般的に正解とされる考え方
地政学リスク(戦争や紛争などの政治的なリスク)は、誰にも予測できない、がセオリーです。
だから「緊張が高まったから売り」「和らいだから買い」と、ニュースで売買しないこと。
原油安は「物価の落ち着き → 株式にはプラス材料」とつながりやすい、とだけ理解しておけば十分です。
で、私はどう動くのか
地政学は、本当に誰にも読めません。専門家でも外します。
だから私は、地政学ニュースで売買は一切しません。
そのかわり、こういう「予測できない出来事」が起きるたびに私の支えになるのが 生活防衛資金 です。
何があっても数か月は暮らせる現金を、投資とは別に手元に置いてある。この安心感があるから、戦争のニュースが流れても、原油が乱高下しても、投資を慌てて動かさずにいられます。
守りの現金を厚くしておくことこそ、いちばん効く「地政学対策」だと、私は考えています。
⑤ 春闘の高い賃上げ → 実質賃金がプラスに転じる見通し

何が起きたのか
今年の春闘(春の賃上げ交渉)も、高い賃上げ率となりました。
これに物価の伸びが落ち着いてきたことが重なり、実質賃金がプラスで推移する見通し とされています。
実質賃金とは、ざっくり言えば 「物価の上昇分を差し引いた、本当の手取りの実感」。
給料が3%増えても物価が3%上がれば、暮らし向きは変わりません。
給料の伸びが物価を上回って初めて、生活に「余裕」が生まれます。
その余裕が、いよいよ出てきそうだ、という明るいニュースです。
一般的に正解とされる考え方
収入が増えたとき、その分だけ生活レベルを上げてしまうと、お金はいつまでも貯まりません。
セオリーは 「増えた収入の一部を、使う前に先に投資へ回す」。
手元に来てから貯めようとすると、たいてい使い切ってしまう、と言われています。
で、私はどう動くのか
明るいニュースこそ、人によって差がつくと思っています。
給料が増えたとき、全部使い切る人と、増えた分の一部を先に積立へ回す人。
10年後、20年後の差は、ここで生まれます。
私は、収入が少し増えたら、増えた分の一部を、まず先に積立額へ上乗せします。
残った分で暮らす。この順番を守るだけで、生活の質を落とさずに、資産だけが静かに育ちます。
公務員は、給料が大きく跳ねることはありません。
だからこそ、増えたわずかな分をこぼさず先取りする。安定収入を持つ私たちには、これがいちばん相性のいい増やし方だと思っています。
💡 忙しいあなたへ|結局、今月やることは1つだけ
- ✅ 金利も為替も原油も、読まなくて大丈夫。プロでも当てられません
- ✅ あなたがやることは 「決めた額の積立を、止めずに続ける」 ただ1つ
- ✅ 守りとして 生活防衛資金(生活費の数か月分の現金) を別に持っておくと、どんなニュースでも動じずにいられます

悪いニュースで慌てない。良いニュースで気を緩めない。
どっちに転んでも、自分のルール(決めた額を、決めた日に)を守るだけ。地味ですが、これがいちばん効くと、6年続けてきて実感しています。
まとめ|来月、私が注視すること

2026年6月は、円安・日銀利上げ・最高値・急落・原油安・賃上げと、明るい話も荒れた話も入り混じった月でした。
でも、私の行動はほとんど変わっていません。
- FRBの見通しが利下げ→利上げへ転換(ウォーシュ初会合)→ 読めない。積立額は変えない
- 約40年ぶり円安+日銀31年ぶり利上げ → 円だけで資産を持たない。S&P500で外貨側にも置いている
- 日経が最高値(7万2千円台)→急落 → やることは同じ。荒れた日ほど画面を閉じる
- 原油安・地政学 → ニュースで売買しない。支えは生活防衛資金
- 賃上げ・実質賃金プラス → 増えた分を全部使わず、一部を先に積立へ
2020年7月からS&P500を積み立てて、もうすぐ6年。売却はこれまで0回。約250万円が、約500万円以上になりました。
特別なことは何もしていません。
荒れた月も、明るい月も、ただ決めた額を積み立て続けただけです。
来月いちばん注視しているのは、円相場と為替介入の行方、そして 7月のFRB・日銀それぞれの金融政策 です。
ニュースは毎月にぎやかに動きますが、自分の手元でやることは、来月もきっと同じです。

ニュースに振り回される必要はありません。
「セオリー」を知ったうえで、自分の家計に合う行動を選ぶ。いっしょに「ゆっくり、でも確実に。」続けていきましょう。
✒️「ニュースに振り回されない積立を、自分も始めてみようかな」と思った方へ。
私が新NISAの積立で使っているのはSBI証券です。
口座開設・維持は無料で、最初の設定さえ済ませれば、あとは毎月自動で積み立つだけ。手順はこちらにまとめています。
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。記事内のニュース・数字は2026年6月時点の概算であり、将来の運用成績を保証するものではありません。金利・為替・物価・各種制度の取り扱いは一次情報や状況によって異なり、今後変わる可能性があります。株式・投資信託は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断は、必ずご自身の責任で行ってください。
本記事の主な出典
- ① 米FRB 2026年6月17日 FOMC(据え置き・見通しの利上げ転換・ウォーシュ新議長・5月CPI4.2%):CNBC / Chase
- ② 約40年ぶりの円安(162円台):nippon.com / 日銀の利上げ(1.0%・約31年ぶり):日本経済新聞 / 過去最大の為替介入(11.7兆円):時事通信
- ③ 日経平均(一時7万2千円台で最高値→月末急落):日本経済新聞 / 日経 マーケット
- ④ 中東情勢の緊張緩和と原油安(Brent・WTI約2%下落):CNBC
- ⑤ 春闘の賃上げと実質賃金プラスの見通し:nippon.com
