【現役消防士の本音】公務員のボーナス、賢い使い方は?私はこう使っています
「公務員のボーナス、どう使うのが正解なんだろう?」
ボーナスの時期が近づくと、毎回ちょっと考えてしまいますよね。
パーッと使うのも気持ちいい。でも、なんとなく全部貯金しておくのも安心。
そのどちらも「間違い」ではないけれど、10年後に差がつくのは、その配分の仕方だったりします。
先に私の考えを言っておきます。
ボーナスは「守り・楽しみ・育てる」の3つに分けるのがちょうどいいと思います。
全部使うのも、全部貯金するのも、どちらも少しもったいない、というのが私の本音です。
ただ、正直にお伝えします。
我が家の場合、ボーナスは「守り」(生活防衛資金)と「楽しみ」(家族との旅行などの経験)に使うのがほとんどで、ボーナスから投資に回すことは、今はあまりしていません。
それでも私は、この「3つに分ける」という考え方自体が、やっぱり一番いいと思っているんです。
この記事では、現役の公務員である私が、実際にやっているボーナスの配分を正直にお話しします。
生活防衛資金が先、楽しみも大事、投資はそのあと。
あなたが「心地よい」と思えるボーナスの配分を、いっしょに見つけていきましょう。
しん

こんにちは!救急隊長しんです!
40代、地方公務員(消防士)として17年以上、救急隊長として10年以上、現場に立っています。
FP3級・簿記2級を取って、2020年から新NISAなどでコツコツ資産形成を続けています。
この記事では私自身のボーナスの使い方のリアルな話をお伝えします。
- 公務員のボーナスは「安定して出る」ことが最大の強みだという話
- 「全部使う」「全部貯金」がどちらももったいない理由
- 私が実践している「守り・楽しみ・育てる」の3配分
- ボーナスを”自分年金”に変える、新NISAでの使い方
- やってはいけない使い方と、始めるための最初の一歩
公務員のボーナスは「安定して出る」のが最大の強み

公務員のボーナスの一番の価値は、金額の大きさではありません。
毎年、安定して出ること。これこそが最大の強みです。
民間企業のボーナスは、景気や会社の業績に左右されます。
良い年もあれば、減らされる年もある。場合によっては「今年はナシ」ということだってあります。
一方で公務員のボーナス(期末手当・勤勉手当)は、人事院の勧告などをもとに決まります。
年や自治体によって支給月数は変わりますが、民間に比べると大きく乱高下しにくいとされています。
「来年もたぶん、これくらいは出るだろう」と見通しが立てやすいんですね。
💡 見通しが立つ=投資と相性がいい、ということです。
「毎年これくらい入る」とわかっているお金は、計画的に配分しやすい。
安定収入は、コツコツ積み立てる長期投資との相性が抜群なんです。
派手さはなくても、「安定」は立派な武器です。
この強みを活かさない手はない、と私は思っています。
👉 なぜ安定収入の公務員こそ投資に向いているのか、その理由は『【現役消防士のリアル】公務員こそ投資すべき理由』でくわしく書いています。
やりがちな2つの極端|「全部使う」も「全部貯金」ももったいない

ボーナスの使い方で、つい振れてしまいがちなのが2つの極端です。
「全部使う」と「全部貯金」。
実はどちらも、少しもったいないと思います。
①「全部使う」と、手元に何も残らない
ボーナスが入ったら、その勢いで欲しかったものを一気に買う。
気持ちはすごくわかります。
普段がんばっているご褒美ですからね。
でも、使い切ってしまうと、当然ながら手元には何も残りません。
毎回それを繰り返すと、何年経っても資産は増えていかない。
あれ、ボーナスもらってるはずなのに、なんでお金が貯まらないんだろう?」となりがちです。
②「全部貯金」だと、インフレで実質目減りすることも
では逆に、堅実に全部貯金すればいいのか。
これも、実はちょっと注意が必要です。
銀行に預けておけば金額は減りません。安心です。
でも、モノの値段が上がる「インフレ」が続くと、同じ金額で買えるものが少しずつ減っていく。
つまり、お金の額面は変わらなくても、実質的な価値はこっそり目減りしていることがあるんです。
「貯金しているだけ」では、このインフレに追いつけない時期があります。
このあたりの話は、『貯金と投資、どっちが正解?』で数字を使って整理しているので、気になる方はあわせてどうぞ。
🔰 大事なのは、極端に振れないこと。「全部使う」でも「全部貯金」でもなく、バランスよく配分する。これだけで、ボーナスの活かし方はぐっと変わります。
ママ

えっ、貯金してるだけでも目減りすることがあるの…?
銀行に預けておけば一番安心だと思ってたのに。

貯金が悪いわけじゃないよ。むしろ、ある程度の貯金はすごく大事。
ただ、「全部」を貯金に寄せると、インフレに弱くなることがあるんだ。
だから、一部だけ投資に回してバランスを取る、という考え方だね。
私のボーナス配分|「守り・楽しみ・育てる」の3つに分ける

ここからが、この記事の核心です。
私がボーナスでやっているのは、「守り・楽しみ・育てる」の3つに分けること。
たったこれだけです。
難しい計算はいりません。封筒を3つ用意して、それぞれにお金を仕分けるイメージです。
- 🛡 守り……生活防衛資金。万が一に備える「お守り」のお金。足りなければここを補充
- 🎁 楽しみ……家族や自分へのご褒美。旅行・外食・欲しかったもの。心の栄養も大事
- 🌱 育てる……新NISAなどで投資に回すお金。10年後・20年後の自分のために育てる
①「守り」|まずは生活防衛資金を固める
最初に確保したいのが、この「守り」のお金です。
生活防衛資金とは、病気・ケガ・急な出費があっても、当面は暮らしていけるための貯金のこと。
目安は人によりますが、生活費の半年〜1年分くらいを現金で持っておくと安心、とよく言われます。
ここがまだ足りていないなら、ボーナスでまず補充する。投資より、こっちが先です。
②「楽しみ」|ご褒美はちゃんと使う
2つめは「楽しみ」。これも、私はとても大事にしています。
節約や投資ばかりで、人生がギスギスしてしまっては本末転倒です。
家族と旅行に行く、おいしいものを食べる、欲しかったものを買う。
がんばった自分や家族への、ちゃんとしたご褒美。これがあるから、また日々がんばれます。
③「育てる」|一部を淡々と投資へ
そして3つめが「育てる」お金です。
守りと楽しみを確保したうえで、余裕があれば一部を、未来のために投資へ回す、という考え方です。
ここで、もう一度正直な話を。
さっきも書いたとおり、我が家はボーナスを「守り」と「楽しみ」に使うのがほとんどで、ボーナスから「育てる」に回すことは、今はあまりしていません。
それでも私が3配分をおすすめするのは、この枠組みを知っておくこと自体に意味があると思っているからです。
大切なのは、割合に「正解」はないということ。
まだ生活防衛資金が薄いなら「育てる」は今回ゼロ円でもいいし、家族との思い出を最優先する年があってもいい。
極論、ボーナスは自分が心地よいと思える配分でいいんです。
我が家のように「守りと楽しみ中心」でもいいし、「もっと育てたい」と思う人は投資に多めに回してもいい。3つを意識して、自分で決める。それが何より大事だと思っています。
📌 順番が大事です。①守り → ②楽しみ → ③育てる。生活防衛資金がまだなら、まずそこから。「育てる」は、土台が整ってからで遅くありません。
ボーナスを”自分年金”に変える|新NISAでの活用法

「育てる」お金を、具体的にどこで育てるか。
私の答えはシンプルで、新NISAでのコツコツ積立です。
新NISAの「つみたて投資枠」は年120万円
新NISAには「つみたて投資枠」があり、金融庁によると年間120万円まで使えます。
この枠で得た利益は非課税。通常なら利益に約20%の税金がかかるので、これは大きな差です。
毎月コツコツ積み立てるのが基本ですが、それに加えて、ボーナス月だけ積立額を増やす設定(ボーナス設定)もできます。
SBI証券などのネット証券では、年2回まで増額できる仕組みが用意されています。
- 毎月は、無理のない金額をコツコツ自動積立
- ボーナス月は、余裕がある分だけ「増額設定」で上乗せ
- 受け取った利益は再投資して、複利でゆっくり育てる
- これを10年・20年続けて、退職後の”自分年金”にしていく
一気に枠を埋めようと、無理しないこと
ここで一つ、大事な注意点です。
「年120万円の枠があるなら、ボーナスで一気に埋めなきゃ」と焦る必要はありません。
枠は逃げません。続けられる範囲でいいんです。
無理をして生活が苦しくなったら、続かなくなる。それが一番もったいない。
✅ 少額でも、やめずに続けることのほうが、ずっと価値があります。
私の実例|淡々と積み立てた投資信託が500万円を超えた
具体的な数字で、お見せします。
私が2020年から続けてきたインデックスの投資信託は、SBI証券で約500万円以上(2026年5月時点)まで増えました。

これは、ボーナスをドカッと入れた結果ではなく、毎月のコツコツ自動積立を淡々と続けてきた結果です。特別なことは何もしていません。
派手さはありません。でも、これが現役の公務員である私の答えです。
👉「どの商品を積み立てればいいの?」という方は、『新NISAで何を選ぶ|オルカンとS&P500の2択』で初心者向けに解説しています。
👉 退職金や年金への不安をどう”自分年金”でカバーするか、という大きな話は、『公務員の退職金・年金の不安と”自分年金”のつくり方』でじっくり書いています。あわせてどうぞ。

ボーナスで一気に増やそう、と気負わなくて大丈夫です。
私自身、投資は毎月のコツコツ積立が中心で、ボーナスは無理に回さず守りと楽しみに使っています。それでいいと思っています。
自分が心地よく続けられる形が、いちばんの近道です。
注意点|やってはいけないボーナスの使い方

配分の考え方がわかったら、最後に「これはやめておこう」というポイントも押さえておきましょう。
やってはいけない使い方は、大きく3つあります。
- ボーナス払い・リボ払い前提の買い物……金利の分だけ確実にマイナスになる
- 生活防衛資金がないのに全額投資……急な出費で、底値で売る羽目になりかねない
- 値動きが怖いのに、無理な金額を投資……不安で続かず、途中でやめてしまう
特に気をつけたいのが、1つめのボーナス払い・リボ払いです。
「ボーナスで払えばいいや」と先に買い物をしてしまうと、金利の分だけ損をします。
入ってくるお金を当てにした買い物より、入ってから配分するほうが、結果的にずっと得です。
2つめ・3つめは、要するに「順番」と「無理しないこと」。
生活防衛資金 → 楽しみ → 投資、という順番を守る。
そして、夜ぐっすり眠れる金額の範囲でやる。これが、長く続けるコツです。
救急の現場でも、いちばん危険なのは焦って判断を誤ることなんです。
お金も同じで、焦りは禁物。落ち着いて、順番どおりにいきましょう。
何から始める?まずは”育てる箱”を用意しよう

「育てる」お金を投資に回すには、まず証券口座が必要です。
ここがそろえば、ボーナス月の増額設定も、毎月の積立も始められます。
大きな流れは、たった4ステップしかありません。
- STEP1:証券口座を開設する(NISA口座+特定口座・源泉徴収あり)
- STEP2:積み立てる投資信託を選ぶ(オルカンかS&P500の1本でOK)
- STEP3:毎月の積立額を設定する(月100円からでも始められる)
- STEP4:余裕が出たら、ボーナス月の増額設定を追加する
ポイントは、最初から完璧を目指さないこと。
まずは月100円からでもいい。ボーナス設定は、慣れてから後で足しても、まったく問題ありません。
大事なのは「仕組みを作って、始めてしまう」ことです。
口座開設の画面の進め方や、積立・ボーナス設定のやり方は、文章だけだと迷いやすいところ。
そこで、実際の画面を画像付きで一つずつ解説した記事を用意しました。
📖 具体的な始め方はこちら:『【SBI証券】新NISAの始め方・口座開設|積立設定まで画像付き解説』。口座開設から積立設定まで、画像付きで全部追えます。ボーナス活用の第一歩は、まさにここからです。
まとめ|ボーナスは「守り・楽しみ・育てる」で

最後に、この記事の要点をまとめます。
- 公務員のボーナスは安定して出るのが最大の強み。投資と相性がいい
- 「全部使う」も「全部貯金」も、どちらももったいない
- おすすめは「守り・楽しみ・育てる」の3配分
- 順番は ①守り → ②楽しみ → ③育てる。生活防衛資金が先
- 「育てる」は新NISAで。ボーナス月だけ増額する設定も使える
- 一気に埋めず、続けられる範囲で。少額でも”自分年金”は育つ
難しく考えなくて、大丈夫です。
全部を使うのでも、全部を貯めるのでもなく、ちょっとだけ「育てる」に回してみる。
それだけで、10年後のあなたの景色は、きっと変わってきます。
焦らず、自分のペースで。「ゆっくり、でも確実に。」いきましょう。
次の一歩|まずは”育てる箱”だけ用意しておくのもアリ

「次のボーナスから、ちょっと育ててみようかな」
そう思ったとき、口座がないと、そこで足が止まってしまいます。
口座開設は、家計に1円も影響しません。「準備だけしておく」つもりでも、十分に意味があります。
私自身が2020年から、ずっとメインで使っているのがSBI証券です。
投資信託は月100円から積み立てられて、ボーナス月の増額設定もできるので、3配分の「育てる」には、ちょうどいいです。
これから始める1社としては、現状ベストだと思います。

ボーナスは、がんばった自分へのご褒美。だから、ちゃんと楽しむのも大正解です。
そのうえで、ほんの一部だけ「未来の自分」にも分けてあげる。
その小さな一歩を、いっしょに 「ゆっくり、でも確実に。」 踏み出していきましょう。
📌 投資情報に関する免責事項
- 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません
- 投資の最終判断は、必ずご自身の責任で行ってください
- 株式・投資信託は元本保証がなく、価格変動により損失が生じる可能性があります
- 公務員のボーナス(期末手当・勤勉手当)の支給月数・金額は、年・自治体によって変動します。最新の内容は各自治体・人事院・総務省などの公式情報でご確認ください
- 記事内のNISA制度・各証券会社の条件は執筆時点(2026年6月)の情報です。これらは改定されることがあるため、最新情報は金融庁・各証券会社などの公式情報で必ずご確認ください
執筆:しん隊長(消防士・救急隊長/FP3級・簿記2級)
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出典・参考リンク(一次情報)
- 金融庁 NISA特設ウェブサイト(新NISA制度・つみたて投資枠 年120万円・非課税)
- 人事院 公式サイト(国家公務員の期末手当・勤勉手当/給与勧告)
- 総務省 公式サイト(地方公務員の給与・手当に関する情報)
- SBI証券 公式サイト(投資信託の積立・ボーナス月設定・手数料)
※本記事は2026年6月時点の情報に基づいています。NISA制度・各商品の条件、公務員のボーナスの支給月数などは変更される可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
※本記事に記載の運用実績の数字は概算であり、将来の運用成績を保証するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任でお願いします。
