【おすすめ書籍紹介】「シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント」を解説
こんにちは、しんです。
今回の記事は、当ブログでおすすめする書籍に関する内容になります。
その書籍は、エリック・ジョーゲンソン氏の「シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント」です。
ナヴァル・ラヴィカント氏は、アメリカの起業界を一新し、アメリカをスタートアップ大国へとのし上げた伝説の男です。
この書籍は、そんなナヴァル氏の「思考法」にフォーカスした初の書籍となっています。
- 全米ベストセラー&28カ国刊行
- アメリカAmazon .com:レビュー7,200件超、異例の高評価(平均4.7)
- 世界最大書評サイトGoodreads:レビュー18,000件超、異例の高評価(平均4.5)
上記のように、まさに「黒船到来」という感じです。
実際に読んで感じたことは、評判以上の良書でした。
そこで今回の記事では、以下の2点について解説します。
- ナヴァル・ラヴィカントってどんな人?
- 富を手にするための「金言」5選
ナヴァル氏が言っていることの全てを100%素直に実践すると、軽く数十億円を超えるレベルの資産を築けるでしょう。
もちろん、そのためハードルはかなり高いです。
実践するのは難しいんじゃないのかな…。
大丈夫です。「全て」を実践するのは無理でも、「一部」を実践することは誰にでもできます。
「一部」を実践するだけでも、皆さんの収入・資産額は、長い目で見て数十万円、数百万円単位で変わるでしょう。
要するに、彼の言葉は「聞く価値がある」があります。
シリコンバレーの伝説の男は、富を作るためにどのように考え、どのように行動すべきと言っているのでしょうか?
ぜひ、最後まで読んでみてください。
それでは解説していきます。
ナヴァル・ラヴィカントってどんな人?
本題に入る前に、ナヴァル・ラヴィカント氏について説明しておきましょう。
ナヴァル氏は、1974年にインド・デリーで生まれ、ニューヨークで貧しい移民として育ちます。
初めての仕事は15歳の時、違法ケータリング会社のデリバリーでした。
その他にも新聞配達、食堂の皿洗いなどを経験し、「生きていくのに必死な移民」という境遇でした。
大変な状況だったんですね。
このような状況から、現在は40代にして以下のような実績を残しています。
- 個人投資家として約200社に投資
- 約30社で相談役や取締役に就任
- 仮想通貨ファンドの小規模パートナーを務める
- シリコンバレーのスタートアップ界のアイコン的存在となる
さらに、ナヴァル氏が立ち上げた主な会社には、以下のようなものがあります。
- 1999年:レビューサイト「エピニオンズ」
- 2003年:求人広告取引所「ヴァスト・ドットコム」
- 2007年:ベンチャーキャピタルファンド「ヒット・フォージ」
- 2010年:スタートアップ支援「エンジェルリスト」
ナヴァル氏は、いわゆる連続起業家です。
特に、エンジェル起業家とスタートアップ起業家をつなぐプラットフォーム「エンジェルリスト」の創業者・会長として知られています。
また初期段階の「Uber(ウーバー)」「Twitter(ツイッター)」をはじめ、数百社に投資したエンジェル投資家としても有名です。
「シリコンバレーと世界中のスタートアップ文化を象徴する」とさえ言われ、まさに生きる伝説となった人物です。
そんなナヴァル氏の言葉には、ひとつひとつの重みがものすごくあります。
富を手にするための「金言」5選
それでは、ナヴァル氏の「金言」を紹介していきます。
書籍から選んだ5つの「金言」は以下の通りです。
- 富を敵視していると、本当に富を得られなくなる。
- 「努力量」は勝負を決めない。「方向」を探り、定めよ。
- 事業の一部を所有しない限り、経済的自由への道はない。
- 引退とは、ありもしない明日のために今日を犠牲にするのをやめること。
- 「レバレッジ」なくして富はない。
それでは、順番に解説していきます。
①富を敵視していると、本当に富を得られなくなる
ナヴァル氏は以下のように言っています。
富を敵視していると、本当に富を得られなくなる。
それはなぜかというと、富を得るのに適した考え方ができなくなり、富を得るのに適した気力を持てなくなり、富を得るのに適したレベルの人を相手にできなくなるからなんだ。
出典:エリック・ジョーゲンソン「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」
世の中の多くの人は、ここにハマっているのかもしれません。
以下のような考え方をしていると、絶対に自分がお金持ちになることはできません。
- 世の中はゼロサムゲーム
- 誰かが富を得るということは、誰かが富を失っている
- お金持ちは、誰かを犠牲にして自分だけ豊かな暮らしをしている。
富を得るために重要なことの1つは、富を持っている人から直接話を聞くことです。
一方で、皆さんがお金持ちの人に対して、内心で以下のように考えていたらどうなるでしょうか?
- この人は、ただお金を多く持っているだけの人に過ぎない
- この人は、何かずるいこと・悪いことをして、お金を貯めたに違いない
- この人は、単に運が良かっただけ
人間は、他人が心の奥底で思っていることを感じ取ることができるようになっています。
上記のような姿勢で接してくる人に、心を開くお金持ちはいません。
特に自身で財をなした人は、選球眼を持っている人が多いので、このようなことは簡単に見透かしてしまいます。
当ブログでもおすすめしている書籍「バビロン大富豪の教え」にも、以下のような黄金の法則があります。
【黄金の法則その3】
黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳を傾ける持ち主からは黄金が離れることはないだろう。
出典:ジョージ・S・クレイソン「漫画バビロン大富豪の教え」
お金持ちの言葉に、真剣に耳を傾けることは大事です。
逆にいうと、黄金の扱いに秀でた者の助言を無視する人からは、黄金が離れていきます。
黄金の扱いに秀でた者とコミュニケーションできない人は、たくさんのチャンスを逃し、たくさんのピンチを招くことになります。
富を得るのに適したレベルの人とお付き合いするには、大前提として皆さん自身が
「富を敵視」してはいけません。
社会から支持される方法で、倫理的に富を築くことは可能です。
「お金稼ぎは卑しいことマインド」をリセットして、頑張ってお金持ちになりましょう!
②「努力量」は勝負を決めない。「方向」を探り、定めよ
ナヴァル氏は以下のように言っています。
努力は富とほとんど関係ない。週80時間食堂で働こうが、リッチにはなれない。
リッチになるということは、「何をするか」「誰とするか」「いつするか」を理解するということ。
出典:エリック・ジョーゲンソン「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」
この言葉も破壊力抜群の金言です。
リッチになるために大切なのは、「努力量」ではなく「方向性」という話です。
2010年〜2020年の間に、億万長者の数が一気に増えました。
それは、この期間の株式市場が絶好調だったからです。
例えば、2012年〜2021年の米国株のリターンは、驚愕の年率14.7%です。
この期間において、ただひたすら「働く」という努力しかしなかった人と、株を買うという判断をした人では、とみの増え方に大きな差が生まれてしまいました。
株を買った人は、何かの「努力」をしたワケではありません。
ただ、株を買うという「判断」をしただけです。
ナヴァル氏は、以下のことも言っています。
努力は過大評価されている
判断が過小評価されている
出典:エリック・ジョーゲンソン「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」
日々の忙しさの中で、重要な判断をする機会を失っている人や、同じ日々をがむしゃらに繰り返すことを努力だと思っている人には、胸の痛い言葉かもしれません。
就職・転職・起業・投資など、何についても大切なのは方向性です。
つまり、「何をするか」「誰とするか」「いつするか」が重要になってきます。
「方向性」を外さなければ、報われない努力に人生を費やすリスクを下げることができます。
もし、皆さんが以下のような判断をするのであれば、お金持ちになる可能性はかなり低くなります。
- どこで働くか
- 時代と共に落ちていく産業で
- 何をするか
- 誰でもできる事務仕事を
- 誰とするか
- やる気のない同僚・働かないおじさん上司と
- いつするか
- 今もこれからも働き続ける
上記のような環境では、1人だけすごくやる気を出して努力しても、勝率は低いでしょう。
努力以前の問題として、判断の時点で勝負はほぼ決まっているというワケです。
もちろん、お金持ちになることだけがこの世の全てではありません。
富を手にするという目標を手放してでも、やりたいことがあればそれでOKです。
大切なことなので、もう一度ナヴァル氏の言葉を引用します。
もちろん努力は大切ですが、それは「正しい方向性」があってのことです。
何を、誰と、いつするか、という方向性を決める判断をまずはしっかりやりましょう。
当ブログの投資手法について「インデックスファンドで全世界株や米国株を買う」という方向性は、大多数の人にとって正しい判断だと考えています。
なぜなら、世の中に溢れている99%のゴミ投資をしっかり避けているからです。
③事業の一部を所有しない限り、経済的自由への道はない
ナヴァル氏は以下のように言っています。
事業の一部を所有しない限り、経済的自由への道はない。
所有権を持たないと、インプットとアウトプットが密接に連動するんだ。
つまり君が投資した時間や労力に比例した報酬しか得られない。
所有権を持たなければ、寝ている間は稼げない。引退後は稼げない。休暇中は稼げない。
働い時間に比例した、線形的な稼ぎしか得られないんだ。
出典:エリック・ジョーゲンソン「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」
お金持ちになりたければ、「事業を所有せよ」というのは、もしかしたら皆さんがすでに聞き飽きたセリフかもしれません。
ビジネス・株式・不動産を所有することで、「不労所得」が得られ、自由になれるイメージです。
お金に興味がある人にとって、当たり前と言える「所有権を持て」というフレーズですが、今回皆さんに知って欲しいのは、その後に続く以下の言葉です。
どういう意味なんだろ?
皆さんの多くは「やったからには報われたい」「無駄な努力はしたくない」と思っているはずです。
これは要するに、インプット(投入量)とアウトプット(生産量)が連動して欲しいということです。
具体的には以下のようなイメージです。
- 大学に4年間通ったからには(インプット)、それに見合う仕事に就きたい。
- 休日に8時間バイトするからには(インプット)、それに見合う時給が欲しい。
- 1,000時間ブログをするから(インプット)、それに見合う報酬が欲しい。
この考え方をグラフにすると、以下のようになります。
- 縦軸:アウトプット(生産量)
- 報酬、見返り、成果など
- 横軸:インプット
- 努力の投入量
上図は、一見するとすごく理想的に見えるかもしれません。
なぜなら、「やればやるだけ報われる(気がする)」からです。
インプット量とアウトプット量が、密接に連動しているワケです。
次は「インプットとアウトプットが連動していない世界」のグラフを見てください。
上図の右下エリアのように、インプットに見合わないアウトプットになる人がいる一方で、左上エリアのように、全然インプットしてないのに大きな成果を得ている人もいます。
さっきのグラフとは全然違う世界線ですよね。
人によっては、このような世界は「不公平だ」「無理ゲーだ」と感じるかもしれません。
そしてビジネス、投資などの「所有権」を持つ世界のグラフは、以下のようになります。
上図の左下のように「失敗するビジネス・投資」もある一方で、左上のように「成功した投資」はコスパ最強になります。
なぜなら、時間・努力を全然必要とせず、大きなアウトプットを生み出せるからです。
株式、事業、不動産といった資産の所有権を持ち、「判断」によってそれをコントロールするのは、「インプットとアウトプットが連動しない世界」に入っていくということです。
この世界に入らない限り、皆さんが一生のうちに得られる富の量は決まってしまいます。
上記の考えをまとめると、資産運用をする副業サラリーマンは、以下のようなイメージになります。
- サラリーマン:インプットとアウトプットが密接に連動する世界
- 投資・副業:インプットとアウトプットが必ずしも連動しない世界
もちろん副業については、選んだ事業モデルによって結果は異なります。
上記のようなイメージなので、資産運用をする副業サラリーマンは、安定感も爆発力も秘めているワケです。
とはいえ、会社員と副業の兼業は、時間的に厳しい点は現実問題として大きな壁となっています。
何にせよ、「お金持ちになりたければ、線型的な世界から抜け出すことを意識すること」です。
④引退とは、ありもしない明日のために今日を犠牲にするのをやめること
ナヴァル氏は、以下のように言っています。
引退とは、ありもしない明日のために今日を犠牲にするのをやめることだ。
今日がそれ自体で充実していれば、引退していることになる。
出典:エリック・ジョーゲンソン「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」
このフレーズは、引退の定義としては非常に面白いです。
ありもしない明日とは、例えば以下のようなイメージです。
- この上司がいなくなるまで、今の職場で我慢しよう
- 次の上司が、いい上司とは限らない。
- このプロジェクトが終わったら、もっと子どもと過ごす時間を増やそう
- プロジェクトが終わると、次のプロジェクトがやってくる。
- 今の生活は苦しいけど、質素倹約に努めれば老後は安泰だ
- 健康なまま老後を迎えられる保証はどこにもない。
「こうなったら、ああしよう」と考えて生活している人は、決して少なくないでしょう。
しかし多くの場合で、こうなる時はきません。そして、こうなったとしても、ああすることはありません。
なぜなら、未来志向の人は、ひたすらに理由をつけて今日を犠牲にし続ける傾向があるからです。
時には、過去を振り返ることも大切だと認識しましょう。
そして正しい方向を向いた時に見える、未来を眺めるのも大切です。
とはいえ、ベースはやはり「今、現在」です。
現在が充実していれば、過去を悔やむことも、未来を不安に思うこともありません。
今としっかり向き合いましょう!
未来というのは、いつか来る今日です。
ナヴァル氏は、以下のようにも言っています。
君らしさで君に勝てる人はいない。
人生の大半は、君を最も必要としてくれる人やものを探す旅だ。
「特殊知識」を身につけるプロセスは、君には遊びのように思えるが、はた目には仕事をしているように見える。
出典:エリック・ジョーゲンソン「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」
大事なことなので、少し丁寧に補足しておきます。
特殊知識とは「必ずしも訓練によって身につかないスキル」です。
例えば、以下のようなものが組み合わさってできたものです。
- 遺伝からくる、皆さん独自の特性
- 皆さん独自の生い立ち
- 上記に対する、皆さんの働きかけ
特殊知識は、他の人が普通に訓練しても身につけられません。
例えば、喋るのが苦手な人が「トーク力を磨く3日間の特別セミナー」に参加したとしても、遊び感覚で一生喋り続けている人よりトークが上手くなる可能性はとても低いです。
「なんとしても、苦手なことを好きになれ」と3日間詰め込まれるのは、想像しただけで地獄だなあ。
よって特殊知識を身につけて、それを生かして働いている人は、そう簡単に他の人にとって代わられることはありません。
もし皆さんが、自分らしさを活かした特殊知識を身につけて、自分をもっとも必要としている人たちのために、特殊知識を活かした仕事ができるのであれば、最高に充実した毎日を送れると思います。
「ありもしない明日のために、今日を犠牲にすることをやめる。」そのために必要なのは、自分らしさに真摯に向き合うことです。
そして自分だけの「特殊知識」を、ひたすらに磨き続けることが大事なのかもしれません。
⑤「レバレッジ」なくして富はない
ナヴァル氏は以下のように言っています。
「レバレッジ」なくして富はない。
事業にレバレッジをもたらすのは、資本、人、そして限界費用ゼロで複製できるプロダクト(コードとメディア)だ。
出典:エリック・ジョーゲンソン「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」
線型的な世界を抜け出すには、「特殊知識」を活かすだけでは足りません。
特殊知識にレバレッジを掛け合わせることが必要です。
レバレッジとは、テコのことです。
アルキメデスが「われに十分長いテコと足場を与えよ、されば地球を動かしてみせよう」と言ったのは、とても有名です。
テコを使うことで、皆さんの力は大きく増幅されます。
ナヴァル氏は、レバレッジのもたらすものについて、以下のように整理しています。
- 資本(お金)
- お金を上手に働かせれば、成果は増える。
- 人(労働力)
- 他の人に働いてもらえれば、成果は増える。
- コストゼロで複製できるプロダクト
- プログラミングコード、メディアなど。
アメリカの経済紙フォーブスによると、2020年に世界で最も稼いだYouTuberはライアン・カジ君(11歳)だということです。
その年収、なんと約30億円とのこと。
すごい金額ですよね!
彼の年収がこれほどまでに増えた理由は、以下のものが上手く組み合わさった結果、とてつもないレバレッジがかかったからです。
- 楽しくわかりやすく「おもちゃを紹介する」という彼の特殊知識
- 撮影・編集・投稿などを行う従業員30人の労働力
- コストゼロで動画を複製できる
- 何億人にも見てもらえるというメディアの特性
「特殊知識×他人の労働力×コストゼロでの複製」という算式で、インプットをはるかに超えるアウトプットを実現させたワケです。
レバレッジとは、お金持ちが好んでよく使う言葉です。
日本の3大お金持ちと言えば「起業オーナー」「不動産投資家(地主)」「医師」ですが、起業オーナーと不動産投資家はバリバリにレバレッジを使っています。
そして医師の中でも儲かっている人は「医療法人」のオーナーです。
医師も1人の力には限界があるので、他人(=医師)を雇ってレバレッジを効かせています。
裕福層の上位3位がこの職業であることは、レバレッジが富をもたらす確かな証拠でしょう。
一方で、「起業する度胸もアイデアもない」「不動産投資をやるだけの、土地もなければお金もない」「医師になれる頭がない」と感じる人もいるでしょう。
でも、特殊知識というものは、本人が気づいていないだけで、どんな人にもあります。
例えば、SNSやブログなどのネットメディアは、それを増幅させるレバレッジです。
言葉通り、誰にでも「富を作る」チャンスがあります。
というワケで、以下の方法は「攻守に優れた富を築く方法」になります。
- 本業は会社員
- 副業はプログラミングやネットメディア運営などのスモールビジネスをする
- 給料や副業収入で、ビジネスの一部を所有する
- インデックス投資や高配当株投資など
上記の方法は、ノリと雰囲気で言っているのではなく、しっかりとした理屈があります。
もしスモールビジネスが軌道に乗った場合、資本や人を使ってより一層の「レバレッジ」をかけても良いし、独立してより一層自分の「特殊知識」を活かす方向に動いても良いでしょう。
とりあえず、富を築く算式は意外とシンプルだということです。
最後にナヴァル氏の伝説の連投ツイートを一部引用します。
胸に刺さるツイートばかりで、有名になるのも納得の内容です。
なお、量が多いので、一部カットして紹介します。
(運に頼らずに)リッチになる方法
- カネではなく、地位でもなく、富を求めよ。
- 富とは、君が寝ている間も稼いでくれる資産だ。
- 倫理的な富の創造は可能だと理解せよ。富を密かに蔑む人から富は逃げていく。
- 時間を切り売りしていてはリッチになれない。経済的自由を得るには、エクイティ(事業の一部)を所有せよ。
- リッチになるには、「会社がそれを求めているが、手に入れる方法がまだ知られていないもの」を提供せよ。それも大規模に。
- インターネットはキャリアの可能性をとてつもなく広げた。ほとんどの人はまだ気づいていない。
- 「同じゲーム」を何度もくり返せ。富であれ人間関係であれ知識であれ、人生の見返りはすべて複利で殖える。
- 皮肉屋や厭世家(えんせいか)とは組むな。彼らの思いは現実になる。
- 「特殊知識」「説明責任」「レバレッジ」を武器にせよ。
- 「特殊知識」を見つけるには、何であれ今の流行りを追いかけるより、君の純粋な好奇心と情熱を追い求めよ。
- 「特殊知識」を身につけるプロセスは、君には遊びのように思えるが、はた目には仕事をしているように見える。
- 「特殊知識」は専門性や創造性が非常に高い場合が多い、ゆえに外注や自動化ができない。
- 「説明責任」を引き受け、君に名のもとに事業リスクを取れ。会社はその見返りとして、君に責任、エクイティ、レバレッジを与えてくれる。
- 「レバレッジ」なくして富はない。事業にレバレッジをもたらすのは、資本、人、そして限界費用ゼロで複製できるプロダクト(コードとメディア)だ。
- 死ぬ気で働け。ただし、どれだけ努力するかより、誰と働くか、何をするかのほうが重要だ。
- 特殊知識にレバレッジを効かせよ。そうすればいずれ君にふさわしい結果が得られる。
深く考えさせられる内容だらけですね。
なお、カットした中にも、素晴らしい金言がたくさんあります。
まとめ:ナヴァル氏の言葉を考え、お金持ちの思考をマネしよう!
今回の記事では、以下の2点を解説しました。
- ナヴァル・ラヴィカントってどんな人?
- 富を手にするための「金言」5選
ナヴァル・ラヴィカントってどんな人?
- 1974年、インド・デリー生まれ
- ニューヨークで貧しい移民として育つ
- 現在は40代にして個人投資家として約200社に投資
- 約30社で相談役や取締役に就任
- 仮想通貨ファンドの小規模パートナーを務める
- シリコンバレースタートアップ界のアイコン的存在
初期のUberやTwitterに投資するなど、エンジェル投資家としても有名です。
富を手にするための「金言」5選
- 富を敵視していると、本当に富を得られなくなる。
- 「努力量」は勝負を決めない。「方向」を探り、定めよ。
- 事業の一部を所有しない限り、経済的自由への道はない。
- 引退とは、ありもしない明日のために今日を犠牲にするのをやめること。
- 「レバレッジ」なくして富はない。
盛りだくさんの内容でしたが、これでも、書籍の10%も紹介できていません。
最後に、ナヴァル氏は伝説のツイートで、以下のように締めくくっています。
とうとう富を手にれたとき、君の求めていたものが富でなかったことに気づくだろう。
だが、それについてはまたの機会に。
彼が何を考えているのか、気になる人は多いのではないでしょうか。
ナヴァル氏の頭の中に興味をもった人は、本書を読んでみてください。
お金持ちの考え方マネしていきましょう。
最後になりますが、今の世界でお金持ちになるためには証券口座が必須です。
現在のお金持ちで、証券口座を持っていない人はほとんでいないでしょう。
現代の富の倉庫は証券口座です。
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今回の記事の内容は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。それでは失礼します。