金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントを読んだ感想とざっくり解説
こんにちは、しんです。
この記事では、書籍「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を読んで実際に感じたことをつらつらと書いています。
結論、どんな本だったかというと。
経済的自由を手に入れたい人のためのマインドセットの本でした。
この本をおすすめできるのはこんな人です。
- 経済的自由を目指す人でどうやったら実現できるか、大まかな方向性がまだわからない人
正直、私はこの本を読むなら両学長の「お金の大学」で十分かなと思いました。
今回の記事は、書籍「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を買おうか悩んでいる人の判断に役立つと思います。
書籍「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」は以下の3部構成になっています。
- キャッシュフロー・クワドラントとは?(左側と右側の人間)
- 経済的自由を目指すなら右側の人間になる必要がある
- 右側の人間になる方法
それでは、主な内容をざっくりと紹介していきます。
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントとは?
金持ち父さんはキャッシュフロー・クワドラントを、下図の4つのクワドラント(円を四等分したもの)で定義しています。
- E…従業員(employee)
- S…自営業者(self-employed)
- B…ビジネスオーナー(business owner)
- I…投資家(investor)
私たちはみんな、この四つのクワドラントのうち少なくとも一つに属しています。
どこに属するかは、お金がどこから入ってくるかによって決まっていて、おそらくこの記事を読んでいる方は、ほとんどが給料が主な収入源となっているので従業員(E)だと思います。
その他にも自分の雇い主は自分だという自営業者(S)もいるのかなと思います。
書籍では、この従業員と自営業者をキャッシュフロー・クワドラントの左側にいると定義しています。
反対に、自分が所有するビジネスや投資から収益を得ている人たちはキャッシュフロー・クワドラントの右側にいるとしています。
金持ち父さんのアドバイスは、「キャッシュフロー・クワドラントの右側の人間になろう」というものです。
断っておくと、この書籍は、別に左側のキャッシュフロー・クワドラントを否定しているわけではありません。
人には向き不向きがあって、その人にあったクワドラントが存在していることも説明しています。
ただ、この書籍では、別のクワドラントに移りたいと思っている人(左側から右側へ)に向けて書かれています。
経済的自由を目指すなら右側の人間になる必要がある
金持ち父さんは、お金の世界は一つの大きなシステムだと説明しています。
そして、そこに属する各個人は、そのシステムの中で下記のパターンで機能しているとも説明しています。
- E(従業員)…システムのために働く
- S(自営業者)…本人がシステムとなって働く
- B(ビジネスオーナー)…システムを作り出し、所有し、管理する
- I(投資家)…システムにお金を投資する
上記のパターンを見れば、右側(B,I)の人の方がお金持ちになりやすいのは明白だとわかります。
ただ、私を含めて左側(E,S)の人は、自分でビジネスを作るとか投資するのとかリスクが高すぎて無理だと思っているはずです。
しかし、書籍では、リスクが高いのは左側の職業に属している人だと説明しています。
なぜなら、左側の人は自分が安定していると考えているため、今以上に稼ぐための勉強や努力をしないからです。
反対に右側に属している人は、常に今より良くなる方法を考え、勉強と努力をしています。
そして、右側に属している人が作ったシステムで左側に属する人が働くことになるため、結果的に、左側に属している人が右側に属している人のためにリスクを背負っているという構図となります。
さらに、システム構築が成功するれば右側に属している人たちは、自分自身で働く必要がなくなり、左側の人が代わりに働いてくれるのです。
書籍では、このような働き方を「左側の人は懸命に働き、右側の人は賢明に働く」と表現していました。
クワドラントの右側の人間になる方法
それでは、どうやったら右側の人間になることができるのか?
結論、書籍では「行動すること」と書かれています。
そして、成功するためには、行動して失敗して、失敗をバネにして行動して、自分を信じることとも書かれています。
いわゆるPDCAサイクルを回すことですね。
この辺りは、ビジネス書籍でよく書かれている内容と一緒です。
まとめ:金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントを読んだ感想
この記事では、書籍「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」のおおまかな内容を紹介しました。
ざっくりとした内容として、お金を稼ぐには4つのクワドラント(従業員、自営業者、ビジネスオーナー、投資家)が存在していて、経済的自由を手にいれるためには、右側のクワドラント(ビジネスオーナー、投資家)にならなければいけないということでした。
私の感想として、絶対に読むべき本というわけではないと思いました。
冒頭で話した通り、経済的自由を目指すなら、両学長の「お金の大学」を読む方がいいと思います。
もし、書籍「金持ち父さんシリーズ」をまだ読んでいない方は、最初の「金持ち父さん貧乏父さん」を読むことをおすすめしますし、その一冊で十分かなっていうのが率直な感想です。
今回はざっくりとした書籍解説と感想の記事になりましたが、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。それでは失礼します。