高配当株は何銘柄に分散すべき?50銘柄以上を持つ救急隊長の本音

こんにちは!救急隊長しんです!
高配当株を買い始めると、次にぶつかるのが、この疑問じゃないでしょうか。
「これ、何銘柄まで増やせばいいんだろう?」
調べてみても、答えがバラバラなんですよね。「5〜10銘柄あれば十分」という人もいれば、「できるだけ増やすべき」という人もいる。これでは、始めようとする人ほど、かえって迷ってしまいます。
先に、わたしがたどり着いた考えからお伝えします。
- ✅ 銘柄数に「唯一の正解」はない。
- ✅ 初心者は、まず5〜10銘柄から。慣れたら20〜30銘柄が一つの目安。
- ✅ 私自身は50銘柄以上。
「50銘柄以上なんて多すぎでは?」「そんなに管理できるの?」と思われたかもしれません。
その感覚、すごくよく分かります。私も始める前は同じことを考えていました。
この記事では、40代の地方公務員(消防士17年・救急隊長10年以上)である私が、実際に50銘柄以上を持ってみて分かったことを、そのままお話しします。
「何銘柄なら安全か」「本業が忙しくても管理できるのか」――この2つの不安に、実物で答えます。
私は今、日本の高配当株を50銘柄以上持っています

まず、私の実際の保有状況をお見せします。
数字は2026年6月時点です。特定口座で、自分なりに厳選した日本の高配当株を持っています。

- ✅ 保有銘柄数:50銘柄以上(日本の高配当株)
- ✅ 評価額:約336万円
- ✅ 損益:約+133万円(+約65%)
- ✅ 配当利回り:約5%台
大事なのは、銘柄の数そのものより、その中身です。
適当に銘柄を増やしたわけではありません。
1社ずつ業績や財務を調べて、「これは長く配当を出してくれそうだ」と納得できた会社だけを、コツコツ買い足してきました。
最初から50銘柄以上あったわけでもありません。
数銘柄から始めて、6年かけて少しずつ増やした結果が、今の形です。
正直に言うと、これとは別に、米国の個別株(NVIDIA・コインベース・テスラの3社)も少し持っています。
ただこれは完全に「趣味枠」で、高配当株とはまったく別物です。配当目的の本体は、あくまでこの日本の高配当株(50銘柄以上)です。

「そんなに持って大丈夫?」とよく聞かれます。
でも私の感覚は逆で、「まだ足りないな、もっと増やしたいな」なんです。理由を次でお話しします。
なぜ、そんなに分散するのか

理由はシンプルです。1社の減配や不祥事で、資産全体が傾かないようにするためです。
高配当株のいちばんのリスクは、株価が下がることではありません。
配当が減らされる「減配」です。
どんなに優良に見える会社でも、業績が悪化すれば配当を減らすことがあります。
不祥事で株価が急落することもあります。これは事前に完全には読めません。
ここで、もし5銘柄しか持っていなかったらどうなるか、考えてみてください。
- 📉 5銘柄のうち1社が減配 → 配当全体への影響は、ざっくり5分の1
- 📉 50銘柄のうち1社が減配 → 配当全体への影響は、ざっくり50分の1
同じ「1社の減配」でも、銘柄数が多いほど、全体に与えるダメージは小さくなります。
これが分散の力です。
よく「卵を1つのカゴに盛るな」と言われますよね。
カゴを落としても、全部が割れないようにしておく。分散は、それと同じ発想だと思っています。
ここで参考になるのが、米国の有名な高配当ETF「VYM」です。
VYMは、400社以上に分散投資する商品です。
プロが運用する本場の高配当の中身が、それだけ分散しているわけです。
それを基準に考えると、個人の私が持つ50銘柄台は、むしろまだ集中している方だと感じます。
だから私は「多すぎる」とは思っていなくて、できればもっと増やしたいんです。
ただ、ここはひとつ、正直に書いておきます。
実は、分散の効果そのものは、20〜30銘柄もあればほぼ得られると言われています。
そこから50、60と増やしても、リスクが大きく下がるわけではありません。
数字の上では、20〜30で十分なんです。
それでも私が増やし続けているのは、リスク計算というより、もっと素朴な理由です。
1社くらいコケても「まあ大丈夫」と心から思える安心感。
優良な会社を自分で探し当てる楽しさ。
そして、1社ずつ調べることが、そのまま投資の勉強になること。たぶん、半分は趣味のようなものかもしれません。
しかも、分散はコストがほとんどかかりません。
手間は少し増えますが、追加でお金を払って保険に入るわけではない。私はこれを「ほぼタダの保険」だと考えています。
💡 もちろん、分散すれば株価変動や減配のリスクがゼロになるわけではありません。市場全体が下がるときは、分散していても資産は減ります。あくまで「1社への依存度」を下げる手段だと考えてくださいね。
「それなら高配当ETFでいいのでは?」への答え

ここまで読んで、こう思った方も多いはずです。
「分散が大事なら、自分で50銘柄も選ばずに、高配当ETFを1本買えばいいのでは?」
鋭い疑問です。
そして、半分はそのとおりだと思っています。
さっき紹介した、VYMのような“優良な”高配当ETFが米国にはあります。
中身がしっかり選ばれているので、米国の高配当を狙うなら、ETFを買うのが手っ取り早いと私は考えています。
ただ、日本の高配当ETFは、少し事情が違うと感じています。
日本の高配当系の指数やETFには、「配当利回りが高いだけで、中身が優良とは言いきれない銘柄」が混じってしまうことがあります。
業績が苦しくて株価が下がった結果、見かけの利回りだけが高くなっている――いわゆる「高利回りの罠」のような銘柄です。
だから私は、日本の高配当株については、手間はかかりますが、自分で1社ずつ業績を確かめて、「優良な会社だけを集めた、自分だけのETFのようなもの」を作る方がいいと考えています。
これが、私が日本株を50銘柄以上、自分の手で選んでいる理由です。
米国株はETFにお任せ、日本株は“自作ETF”。そんなイメージで分けています。
「50銘柄なんて管理できない」→ ほったらかせます

「50銘柄も持ったら、毎日チェックするだけで疲れそう」
これも、本当によく分かる不安です。
でも、結論からお伝えすると、高配当株はほったらかしで回ります。
私が24時間勤務の交代制で働く救急隊長をしながら、50銘柄以上を回せている理由は、3つあります。
- 配当は自動で振り込まれる
- 持っているだけで、年に数回、証券口座に配当金が入ってきます。何の操作もいりません
- 企業分析が必要なのは「買うときだけ」
- 業績や財務を調べるのは、買う候補を選ぶとき。一度買ってしまえば、毎日見る必要はありません
- 頻繁に売り買いしない
- 高配当株は長く持って配当をもらう投資。基本は「買ったら持ち続ける」だけです
私が手をかけるのは、「新しく1銘柄買い足すかどうか」を検討するときくらいです。
それも、休みの日に少し調べる程度。
「ほったらかしと言っても、減配に気づけないのでは?」と思うかもしれません。
でも、年に一度くらい、入ってきた配当金の合計をざっと眺めれば十分です。
どこかの会社が減配していれば、入金額が減るので、そこで気づけます。
毎日見張る必要はない、という意味です。
では、もし持ち株のひとつが減配したら、どうするか。
私の場合は、こう決めています。
一時的な業績悪化が原因なら、慌てず持ち続けます。
一方で、「この先も減配が続きそう」「事業そのものが傾いてきた」と判断したときは、その銘柄を別の会社に入れ替えます。
市場全体の暴落で売らないのと、1社の中身が変わったときに入れ替えるのは、別の話です。
前者は何もしない、後者は冷静に判断する。ここは分けて考えています。
50銘柄以上あっても、毎日全部の株価を見張っているわけではありません。
むしろ、毎日見ない方がうまくいくと感じています。
投資信託(インデックス)の積立と、感覚は近いかもしれません。
仕組みさえできてしまえば、あとは日々の仕事に集中できます。

救急の現場は、いつ出動がかかるか分かりません。それでも続けられているのが、何よりの証拠だと思っています。
「銘柄数が多い=管理が大変」とは、必ずしもならないんですよね。
初心者は、何銘柄から始めればいい?

ここまで読んで、「じゃあ自分もいきなり50銘柄?」と身構えた方、安心してください。
いきなり50銘柄をそろえる必要は、まったくありません。
私だって、最初は数銘柄からのスタートでした。
目安をあえて挙げるなら、まずは5〜10銘柄。慣れてきたら、20〜30銘柄あたりを一つの目標にするくらいで十分だと思います。
私のように50を超えるのは、6年続けた結果であって、最初から目指すものではありません。
これから始める方には、こんな進め方をおすすめしています。
- まずは数銘柄から。気になった会社を、自分で調べて納得できたものだけ
- セクター(業種)を散らす。商社・銀行・通信・食品など、違う業種にバラけさせる
- 少額でコツコツ。SBI証券の「S株」なら1株から買えるので、無理のない金額で増やせる
特に大事なのが、②のセクター分散です。
たとえば銀行株ばかり10銘柄持っていても、金利の動きで全部が同じ方向に動いてしまいます。
これだと、銘柄数は多くても「分散」にはなりにくい。
業種がバラけていれば、ある業界が苦しいときでも、別の業界が支えてくれます。
数を増やすより先に、まず「違う業種を持つ」ことを意識してみてください。
そして、いきなり大きな金額を入れる必要はありません。
SBI証券の「S株(単元未満株)」なら、1株から買えます。
数百円〜数千円で買える銘柄もあるので、お小遣いの範囲でも「まず1銘柄」を体験できます。
私もこのやり方で、数銘柄から少しずつ買い足して、6年かけて50銘柄以上に増やしてきました。一気にそろえたのではなく、コツコツの積み重ねです。
具体的な銘柄の選び方は、別の記事で詳しく書いています。「どの会社を選べばいいか分からない」という方は、こちらも読んでみてください。
銘柄数より、もっと大事なこと

ここまで銘柄数の話をしてきましたが、最後にいちばん大事なことをお伝えします。
それは、銘柄数そのものより「どう向き合うか」です。
高配当株は、株価の値上がり益を狙う投資ではありません。
配当という「インカム(定期的な収入)」をコツコツ受け取り続けるのが目的です。
だからこそ、株価が上下するたびに一喜一憂して売り買いするのは、本来の趣旨から外れていきます。
私が大切にしているのは、この2つです。
- ✅ 暴落しても、慌てて売らない。配当が続く限り、株価が下がっても持ち続ける
- ✅ とにかく続ける。配当を受け取りながら、少しずつ買い足していく
救急の現場でも、いちばん危険なのは焦って判断を誤ることです。
投資も同じで、暴落のニュースに反応して慌てて売ってしまうのが、いちばんもったいない。
配当をもらい続けることを目的に置けば、株価が下がっても「配当が出ているなら持っておこう」と落ち着いていられます。
銘柄数に唯一の正解はありません。5銘柄でも、50銘柄でも、正解は人それぞれです。
ただ、私が6年やってきて言えるのは、分散しておくと心が穏やかでいられるということ。
1社がコケても全体は揺らがないと分かっているから、ニュースに振り回されずに続けられます。
「ゆっくり、でも確実に。」――高配当株は、まさにこのスタイルに合った投資だと思っています。
- 銘柄数に唯一の正解はない → 私は50銘柄以上で、むしろもっと増やしたいと思っている
- 分散する理由は1社の減配・不祥事に備えるため → 本場のVYMは400社以上に分散している
- 銘柄が多くても管理は大変ではない → 配当は自動入金、分析は買うときだけ
- 初心者はまず数銘柄から → 業種を散らし、SBIのS株で1株から少額にコツコツ
- いちばん大事なのは続けること → 暴落でも慌てて売らず、配当を受け取り続ける
高配当株を始めるには、まず証券口座が必要です。私はSBI証券を使っていて、1株から買える「S株」も、新NISAの積立も、これ1つで完結しています。
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最初は数銘柄でも、ぜんぜん大丈夫です。私もそこから50銘柄以上に増やしました。
焦らず、自分のペースで。「ゆっくり、でも確実に。」ですよ。
※本記事は特定の金融商品や銘柄の購入を推奨するものではありません。高配当株は減配の可能性があり、株価は変動します。元本保証ではありません。記載の数字は概算で、過去の実績は将来の成果を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
