救急隊長の手帳|人はいつ死ぬか分からない。だから、今のお金も大事にする
こんにちは!救急隊長しんです!
救急の現場で学んだことを、お金の話に重ねて書く「救急隊長の手帳」。
今回は、若い方の急逝の現場から帰った夜の話です。
📔 連載「救急隊長の手帳」 救急の現場で学んだことを、お金の話に重ねて書く連載です。現場の描写は、個人が特定されないよう一般化しています。
突然の事案は、若い人にも来る
救急の現場では、20代から40代の方が突然命を落とす事案に、何度も遭遇しました。 事故、急病。前の日まで普通に過ごしていた人です。
一度や二度ではありません。 10年以上救急隊長をしていて、そういった現場に何度も立ってきました。
人はいつ死ぬか本当に分からない。
この仕事をしていると、その考えを何度もします。
帰った夜に、妻に話したこと
そういった現場のあとも、仕事としては切り替えます。 でも、どこか奥に引っかかったまま、家に帰る時があります。
そんな夜に、妻にこう話したことがあります。
「人はいつ死ぬか本当に分からない。未来のお金も大事だけど、今を悔いがないようにするのも大事だよな」
自分もいつ死ぬか分からない。
家族と過ごす時間を増やしたい。 お金を貯めるだけでは意味がない。
前回の記事で、「老後は気合いではどうにもならない。元気なうちに準備する」と書きました。 その考えは、今も変わりません。
でも、急逝の現場から帰った夜に、もっと投資額を増やそうとは思いませんでした。
逆です。増やすより、今使うお金を残したかった。
備えは、毎月4万円の自動積立に任せています。 それ以上を未来に回すと、今の家族に使うお金が減ります。
未来のための準備と、今を悔いなく過ごすこと。 どちらかではなく、両方を大事にしたい。そう決めました。
今しかできないことに、使う
今を楽しむお金で、私がやっているのは、家族旅行です。
ボーナスは、投資には回していません。家族旅行に使っています。
今年の夏は、青森県にある世界遺産、白神山地に行きました。
ブナの林は大自然の偉大さと癒しがあり、青池は本当に美しかった。
子どもたちは自然のきれいさに喜んでいましたし、クワガタも捕まえて大喜びでした。
子どもと一緒に旅行に行ける年数は、限られています。 来年も同じように行ける保証は、どこにもありません。
だから、今しかできないことは、今やる。 それは、現場で教わったことです。
▶ 円安・円高で資産はどう動く?|米国株を持つ人の為替の基本
備えるお金と、使うお金
前回と今回で、矛盾しているように見えるかもしれません。
「元気なうちに準備する」と「今を悔いなく使う」。
でも、私の中では1つです。 備えるお金は、毎月の積立に任せる。使うお金は、今の家族のために使う。
分けておけば、どちらも削らずに済みます。
老後のために今を全部我慢するのも、今が楽しいからと備えをしないのも、どちらも現場で見てきました。
どちらにもなりたくない。だから、分けています。
手帳の余白に
人はいつ死ぬか、本当に分からない。 現場で何度も見てきて、これだけは言えます。
未来のお金も大事。 でも、今を悔いがないようにするのも、同じくらい大事。
急逝の現場から帰った夜、私は投資の金額を増やしたいと思いませんでした。
備えるお金は積立に任せて、今のお金は、今の家族に使う。それが私の答えです。
※本記事は、私個人の体験にもとづく情報提供です。現場の描写は、個人が特定されないよう一般化しています。特定の金融商品の購入を推奨するものではなく、投資には元本割れのリスクがあります。

